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バス炎上、運行会社を捜索=過失運転致死傷容疑―車両には異常なし・愛知県警

県警は午前9時ごろから約1時間、あおい交通の本社と、事故を起こしたバスの運転手が所属する営業所を捜索。(AFP)
県警は午前9時ごろから約1時間、あおい交通の本社と、事故を起こしたバスの運転手が所属する営業所を捜索。(AFP)
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23 Aug 2022 03:08:02 GMT9
23 Aug 2022 03:08:02 GMT9

名古屋市北区の名古屋高速道路で路線バスが横転、炎上するなどして9人が死傷した事故で、バスの車両自体には異常がなかったとみられることが23日、愛知県警への取材で分かった。県警は、バス運転手が何らかの原因で事故を起こしたとみて、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で、運行会社のあおい交通(同県小牧市)を家宅捜索した。

県警によると、バスは片側2車線の小牧線豊山南出口付近で、本線と右側にある出口に向かう車線を分ける分離帯に衝突。衝撃を吸収するクッションドラムや大型の標識などをなぎ倒し、右前方が大破。本線上に横転し、後続の乗用車がぶつかった。

付近の制限速度は時速60キロで、分離帯付近に目立ったブレーキ痕はなかった。バスの車両自体に異常はなかったとみられており、同出口で高速道を降りる予定だったことから、県警は運転手がハンドル操作を誤ったか、体調に異変が生じた可能性も含め、関係者から事情を聴くなどして事故原因を調べる。

県警は午前9時ごろから約1時間、あおい交通の本社と、事故を起こしたバスの運転手が所属する営業所を捜索。本社には捜査員6人が入り、採用に関する書類など段ボール2箱分の資料を押収した。

松浦秀則社長は同日、本社で記者会見し、「亡くなられた方のご冥福をお祈りし、けがをされた方に心よりおわび申し上げる」と頭を下げた。 

事故は22日午前10時すぎに発生。名古屋市内と県営名古屋空港(同県豊山町)などを結ぶ路線バスが横転、炎上し、バスの中にいた2人が死亡、乗客6人と後続の車の運転手が軽傷を負った。

あおい交通によると、男性運転手(55)は2019年から勤めており、勤務状況に問題はなかったという。

時事通信

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