
エファレム・ コッセイフィ
ニューヨーク:国連安全保障理事会は、最近イラクのディヤーラー県で起きたテロ攻撃について、全会一致で「最も強い言葉で」非難した。そして、「この非難に値するテロ行為のすべての実行者、組織、支援者、出資者」に正義の裁きを下すように求めた。
イラクの安全保障担当者の話によると、1月21日未明、少なくとも11人のイラク人兵士が兵舎での就寝中に攻撃を受けて死亡した。ダーイシュの関与が疑われている。事件は、首都バグダッドから北に110km以上離れた山岳地帯のアル・アジーム地区で起きた。
安保理はすべての国に対し、国際法と安保理決議に基づく責任を果たすべく、イラク政府に積極的に協力して実行者の責任を追求するように求めた。また、テロは国際平和・安全に対する最大の脅威の1つであるとあらためて表明した。
安保理理事国は、共同声明の中で「いかなるテロ行為も犯罪であり、動機や場所・時期・実行者のいかんにかかわらず正当性は認められない」と述べた。
さらに、すべての国が「テロ行為による国際平和や安全保障への脅威に対し、国連憲章のほか、人権・難民・人道に関する各国際法の下での責務に従い、あらゆる手段で闘う」必要があると強調した。
理事国はまた、「犠牲者の家族およびイラク政府に最大の哀悼を捧げるとともに、負傷者の早期かつ完全な回復を願う」と述べている。