
アラブニュース
リヤド:「イエメンの正当性を回復する連合軍」は28日、サアダの拘置所を標的としたとする報道を否定し、大衆をミスリードしようと試みているとしてフーシ派を批判した。
連合軍はアル・エクバリヤTVが報道した声明の中で、連合軍合同司令部は「最も厳格な標的基準を適用しており」、標的のリストから刑務所や拘置所は除外されていると述べた。
フーシ派は27日、先週の連合軍による空爆で、サアダの拘置所において約90人が死亡し、200人以上が負傷したと主張した。
「テロ組織であるフーシ派の主張は、当該施設の実体について世論をミスリードしようとする企てと言えるでしょう」と連合軍は述べた。
「サアダの拘置所は標的とはされていません。我々は、イエメンの拘置所に対して空爆したとされる問題を調査している共同チームに対して、全ての事実関係と詳細な情報を提供する予定です」
戦闘はここ数週間で激しさを増しており、連合軍の言うフーシ派の軍事目標に対する空爆も多く発生している。
イランと連携するフーシ派はアラブ首長国連邦(UAE)に対するミサイルやドローンによる攻撃を強化しており、隣国のサウジアラビアに対する国境を越えた攻撃も増加してきている。
連合軍は以前、正当な攻撃を防ぐ盾として民間人施設を利用しているとし、フーシ派を非難したことがある。