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暴露される:イランがどのようにしてサウジアラビアやバーレーンの過激派の爆弾工場に供給しているか

2014年バーレーンの村で一人を死亡させた爆弾の爆発シーン。新たな報告書は、武器がますます高度化していることを示している。(AFP/ファイル 写真)
2014年バーレーンの村で一人を死亡させた爆弾の爆発シーン。新たな報告書は、武器がますます高度化していることを示している。(AFP/ファイル 写真)
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18 Dec 2019 10:12:17 GMT9
18 Dec 2019 10:12:17 GMT9
  • 武器密輸調査が押収した部品からリンクを見つける。
  • テヘラン政権が王国の東部に爆発物の専門知識を広めている。

 

アラブニュース

ロンドン: サウジアラビアとバーレーンの治安部隊が押収した爆弾の部品は、イランがイエメンの民兵組織フーシに供給した爆発物と一致していると、新たな報告書が暴露している。

密輸武器を追跡している紛争武装研究所(CAR)によると、簡易爆発物 (IED) 用の電気部品は、2013年にイエメン沖の船から押収した物と同一であったとのことである。

貨物船は、米国とイエメンの部隊によりイランの領海を離れた後捕らまえられた時には、ミサイルやロケットや銃弾を積載していた。国連の専門家は、テヘランの政権がその積荷の背景にいると述べた。

このリンクは、イランの支援を受けた過激派グループがバーレーンの支部から東サウジアラビアに爆弾製造技術を広めようとしているという懸念を引き起こすものであると、CARは述べている。

「自家製の爆発物-より広くIED-を製造する過激派の高度化する国内能力はバーレーンからサウジアラビアの近隣地方にも広がっているかもしれない」と、CARは述べている。

CARの研究員は、治安部隊が反乱軍の標的にされたバーレーンで2013年から2018年に過激派グループから押収したIED部品を調べた。

彼らはまた、2017年4月に過激派が数ヵ月にわたり治安部隊と衝突した東サウジアラビアのアワミヤでの急襲で押収した部品から詳細を記録した。

もう一つの押収は、バーレーンとサウジアラビアを結ぶキング・ファハド・コーズウェイ上のバスで行われたものである。

赤外線センサーや無線操縦装置を含む押収物から得た部品は、フ―シ派から押収した後イエメンで記録された部品と2013年に貨物船で発見したものと「同一であるか類似」していると、報告書は述べている。

「部品はイラン原産であるかこの地域のイランの支援を得たサプライ・ネットワークと結びついたものである。」

イランは、フ―シ派を支援し武器を供給しており、バーレーンの過激派シーア派支部を支援していると糾弾されている。レバノンのヒズボラとイラクの武装勢力を含む代理部隊を支援することで中東を不安定にしているとアラブ諸国は、テヘランを非難している。

バーレーンでは、治安部隊が通常兵器の補給品の中に入れて既成の爆弾部品を運搬する船を捕らまえ始めた2013年以降、IEDの高度化レベルは劇的に上がっている。2013年以降、爆弾はバーレーンで少なくとも14人の治安部隊を死亡させ、何十人も負傷させてきた。それ以前、2011年には粗雑な爆弾が抗議や暴動中に使われていた。

報告書は、過激派は爆発性の部品と爆発性でない部品を別々の場所で保管し、使用する時近くになるまで組立を遅らせていることが分かったとしている。

このことは、「過激派が比較的高度な戦術や技法や手順を用いていることを示唆し」「その後の配給準備用に爆発性のない部品の製造は一元化している」ことを示している。

研究員はまた、回路基板のような部品を特定するのにいつもは役に立つ物が、組織的に取り除かれていることが分かったとしている。これほど広範に実行された別の場所としては唯一イエメンがあり、フーシ派から押収した部品であった。

「サプライチェーンに関与した者が身元の分かる情報やRCIED回路基板のシリアル番号を、CARがイラクやシリアでの調査から得るデータ・セットで見つけるよりもはるかに早く、取り除くようにしているのは、特筆すべきことである」と、CARのジェームス・ベバン専務理事は述べた。「材料の出所を隠し、我々のような調査がサプライ・ルートを追跡するのを防ぐために、違法なサプライチェーンの当事者が組織的に取り組んでいることを示している。」

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