



ムハンマド・アル・シャマア
カイロ:エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領は火曜日、公式訪問のためにリヤドに到着した。
エルシーシ氏は、サルマン国王やムハンマド・ビン・サルマン皇太子と、二国間関係や関心を共有する地域・国際問題について協議を行う。
オサマ・ヌガリ駐エジプト・サウジアラビア大使は、今回の訪問は、兄弟国である両国の継続的な協議と関係の発展の枠組みの中で行われるものであると述べた。
また、両国の間で多数の協定、覚書、議定書が結ばれていることで、両国の関係には歴史的、宗教的、アラブ的な側面に加えて戦略的な側面が作られているとも述べた。
ヌガリ氏は、サウジアラビアはエジプトへの投資額が2番目に多い国であり、また、2020年にサウジアラビアが海外投資認可を行った国の中で、エジプトは第2位であったと指摘した。
エジプト外務省の情報筋がアラブニュースに語ったところによると、訪問は数時間に及ぶ見込みだ。エルシーシ氏はこれ以前にクウェートを訪問しており、近々オマーンを訪問する予定だ。
エジプトの『アル・アハラム』紙の記者でアラブ情勢に詳しいウィサム・アブデルアリム氏はアラブニュースに、エルシーシ氏はサウジ首脳らと経済協力やロシアとウクライナの紛争が世界市場に及ぼす影響について議論するとの見方を示した。
また、エジプトとスーダンの水供給への影響が見込まれるエチオピアのルネサンスダムの建設に関して、アラブ諸国が一致団結して取り組む必要性についても言及する可能性があるという。
同記者は、サウジアラビアとエジプトの強く深い関係が、両国の高官による訪問が頻繁に行われ、絶えず連絡を取り合うことにつながっていると付け加えた。
2週間前のサウジアラビア建国記念日に、エルシーシ氏はサルマン国王に祝辞を述べた。
また、COVID-19の感染が広がる以前には、両国の間で多くの会合が開かれていた。2019年5月30日、エルシーシ氏はサルマン国王の招待によりサウジアラビアを訪問し、アラブ・イスラム諸国の緊急首脳会議に参加した。
2018年11月26日には皇太子がエジプト訪問を行い、同年4月4日にはエルシーシ氏がサウジアラビアを訪問して第29回アラブ首脳会議に参加した。
同年3月4日、皇太子のエジプト訪問中に、両者は幅広い分野での多くの二国間協定に調印した。
2017年5月19日、エルシーシ氏はアラブ・イスラム・アメリカ・サミットに参加するためにサウジアラビアを訪問した。
同年4月23日、同氏はサウジアラビアを訪問し、地域が直面している課題を前に、アラブ諸国の協力と連帯を強化する重要性を話し合った。
同年3月29日、サルマン国王はヨルダンで開催されたアラブ首脳会議に合わせて、エルシーシ氏と会談を行った。