
モハメド・アブ・ザイド
カイロ:エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領はロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話による首脳会談を行い、ウクライナ危機に関する最新の情勢について意見を交わした。
エジプト大統領府のバッサム・ラディ報道官によると、エルシーシ大統領は「対話を優先することが必要」だと強調し、政治的妥結を得るためにエジプト政府は外交面においてあらゆる支援を行う用意があると申し出た。
エジプト政府は事態の進展を「多大な懸念をもって」注視しており、ウクライナに在留するエジプト国民の安全と安心が確保されることが極めて重要であると、エルシーシ大統領は述べた。大統領はまた、ロシア政府が現在、エジプト国民を迅速に避難させ、彼らに安全と安心を提供するよう実施している措置について謝意を表した。
エルシーシ氏とプーチン氏はまた、両国間の戦略的協力体制を発展させる方法についても議論した。