
アラブニュース
ロンドン:ジャーナリスト保護委員会(CPJ)がイラン当局に対し、国際女性デーのパレードで拘束されたジャーナリストを解放するように要求した。
HRANA(人権活動家通信社)とCPJの当時の報告によれば、国営経済紙SMTの金融担当記者アミール・アッバス・アザルムヴァンド氏は2021年9月に、「国家安全保障に反する共謀」と「体制に反するプロパガンダの拡散」の疑いで逮捕されている。この時は9月23日に保釈金を支払って保釈された。
今年1月に4年4ヶ月の禁固刑を言い渡されたが、火曜日に突然拘束されるまで、拘置のため呼び出されることはなかったと、CPJは述べた。現在はエヴィン刑務所に送られ、刑期を開始している。
「イラン当局はジャーナリストのアミール・アッバス・アザルムヴァンド氏を直ちに釈放し、彼の仕事にこれ以上容疑がかけられることのないようにしなければならない」と、CPJの中東・北アフリカ地域担当プログラムコーディネーターのシェリフ・マンスール氏は述べた。
「イランが報道を理由にジャーナリストに対して何年もの懲役刑を科すことは、それだけで十分に悪いことであるが、当局は報復を望む時にいつでもそれらの刑罰を執行するという懸念をジャーナリストが持つことは、さらに悪いことである」と、マンスール氏は言う。
CPJは、「イラン当局はジャーナリストのアミール・アッバス・アザルムヴァンド氏を直ちに刑務所から釈放し、報道を理由に報道関係者を投獄することを止めなければならない」と述べている。
イラン政府は、政権やその活動を報道するジャーナリストや市民に対し、たとえそれが国営メディアであっても虐待を行ってきた長い歴史がある。
CPJはウェブサイトで、公的領域とその中での言論に対して支配力を発揮するためにイスラム共和国が閉鎖に追い込んだ新聞と、投獄したジャーナリストのリストを掲載している。