
ロンドン:英国とイランの二重国籍者で、6年近くイランで拘束されていたナザニン・ザガリ・ラトクリフ氏が、出国のためテヘランの空港にいると、16日、英国議員が述べた。
ザガリ・ラトクリフ氏は週末に英国のパスポートを返還され、彼女の長い試練が終わりに近づくことへの期待が高まっていた。
「ナザニン氏はテヘランの空港におり、帰国の途に就いた」と、チューリップ・セディク議員がツイートした。「私は変化をもたらすために政界に入ったが、今まさにこれを実感している」
イラン国営メディアでは、ザガリ・ラトクリフ氏が釈放されたとみられると伝える報道は今のところ出ていない。テヘランのザガリ・ラトクリフ氏の代理人弁護士には、今のところコメントを求めて連絡を取ることができていない。
英国のボリス・ジョンソン首相は先に、ザガリ・ラトクリフ氏の解放のために、テヘランで交渉チームが活動中であることを認めていた。ジョンソン首相の発言は、中東訪問に合わせて行われたものだ。しかし家族らは、しばしば最後の瞬間に希望が打ち砕かれることがあったため、慎重な態度を取ってきた。
ザガリ・ラトクリフ氏は2016年4月にテヘランの空港で身柄を拘束された後、5年間服役した。その後、同氏はイラン政府の転覆を企てた罪で有罪判決を受けたが、同氏やその支援者、人権団体はこの罪を否定している。
同氏は釈放後、自宅軟禁下に置かれ、出国できなくなっていた。
現在も進展中のニュース