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新型コロナ「5類」正式決定=予定通り来月8日移行―入院8400カ所で対応・厚労相

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28 Apr 2023 12:04:38 GMT9
28 Apr 2023 12:04:38 GMT9

加藤勝信厚生労働相は27日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを、5月8日に季節性インフルエンザなどと同じ「5類」へ移行すると正式に決定した。緊急事態宣言などの行動制限ができなくなる一方、患者の受け入れ体制を整備して感染の再拡大に備える。

厚労省によると、入院患者は全国約8400カ所の医療機関で対応し、最大約5万8000人が受け入れ可能となるよう9月末までに体制を整備する。外来は移行時点で約4万4000カ所で対応可能といい、将来的には約6万4000カ所への拡大を目指す。

加藤厚労相は記者会見で、ウイルスの現状について「公衆衛生上のリスク増加につながる懸念はない」と強調。「(コロナ対策は)新たな段階に入るが、今後も国民の理解や協力をいただきながら必要な対応をしていきたい」と述べた。 

感染による後遺症については、診療している全国の医療機関を集計し、5月に公表する。

政府は1月、新型コロナの「5類」移行を5月8日に実施する方針を決定。移行直前に感染症部会を改めて開き、委員らの意見を聞いた上で最終確認することにしていた。

この日の部会では、「科学的な前提が異なるような特段の事情は生じていない」との見解が示され、移行に反対する委員はいなかった。ただ、「移行後の医療提供体制は随時確認する必要がある」「今後も高齢者施設での集団感染をいかに抑えるかが重要だ」などの意見が出た。

移行後は感染者や濃厚接触者の外出自粛要請はなくなり、個人の判断に委ねられる。厚労省は療養期間の目安として、発症翌日から5日間の外出自粛を推奨している。

外来診療やウイルス検査は、原則として自己負担となる。毎日の新規感染者の公表はなくなり、特定の医療機関からの報告を集計する「定点把握」に基づき、週1回の公表に簡素化される。

時事通信

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