エルサレム:エジプトの外相が、日曜からイスラエルで始まる画期的な会談に、米国およびアラブ3カ国の外相らとともに参加すると、イスラエル政府関係者が述べた。
サーメハ・シュクリ外相は、アントニー・ブリンケン米国国務長官、およびUAE、バーレーン、モロッコの外相らとともに、イスラエルのヤイール・ラピード外相が主催する一連の会議に参加する予定であると、イスラエル政府関係者が土曜、匿名を条件にAFPに語った。
この2日間のイベントが開催される背景には、ロシアのウクライナ侵攻がある。この紛争は、より幅広い安全保障上の懸念と、石油や食料の価格高騰を引き起こしている。
また、米国が、イランへの制裁解除を見返りにテヘランの核活動を制限する2015年合意を回復するため、イランと合意に達しようとしている中で開催される会談でもある。
アラブ首長国連邦は2020年、アブラハム協定として知られる米国の仲介による一連の合意で、イスラエルと外交関係を結んだ。
バーレーンとモロッコがこれに続き、スーダンも、まだ最終合意には至っていないが、イスラエルとの関係を正常化することに同意している。
ドナルド・トランプ前米国大統領の下で実現したこの合意は、パレスチナ問題が未解決のままである間はイスラエルと関係が結ばれることはないだろうという、数十年にわたるアラブのコンセンサスを打ち破った。
イスラエルでの2日間の会談は、火曜に紅海のリゾート地シャルム・エル・シェイクでエジプトが主催した3者間首脳会談に続くものである。この会談は、エジプトのアブデル・ファタハ・エル・シーシ大統領、イスラエルのナフタリ・ベネット首相、UAEの事実上の統治者であるアブダビのムハンマド・ビン・ザイード・アール・ナヒヤーン皇太子の間で行われた。
エジプトは、数十年にわたる敵対と対立を経て1979年にイスラエルと平和条約を締結した、最初のアラブ国家である。ヨルダンが1994年にそれに続いた。
イスラエルが金曜に発表したこの「歴史的首脳会談」は、首長国連邦とモロッコの外相による初めてのイスラエル訪問となる。
AFP