
ナジア・フッサリ
ベイルート:レバノンの抗議デモの指導者は日曜日、ハッサン・ディアブ次期首相との会談をボイコットし、政府の腐敗の終結と政治的エリートの排除を要求するデモ参加者が再び街頭に繰り出した。
日曜日、再び抗議デモが行われ、レバノンの指導者に対する抗議行動は67日目を迎えた。
デモの参加者は、バスでトリポリ、サイダ、タイヤ、ナバティエから訪れ、「決意の日曜日」というスローガンを掲げてベイルート中心部の殉教者広場に集まった。
活動家のマフムード・ファキは Arab Newsに次のように語った。「ディアブの事務所は活動家に対し彼に会うよう呼びかけています。私たちは最初の日から、革命には指導者などいなく、一人一人の抗議者がみなリーダーであると言ってきました。」
彼はまた、「私たちの要求は明確であり、指名を受けた首相に会って伝える必要はありません。私たちは政府に代表を送るつもりなどありません。私たちには独立した救援政府が必要です。」と付け加えた。
ある抗議者によると、ディアブは「無党派の限られた数の大臣からなる政府を組織したいと言っています。もしこのような形で組閣が行われるとしたら、私たちはそれを拒否し、それを妨害する必要はありません」と言う。
機動隊が、会議後の活動家のライバルグループ同士の衝突に備えたが、ディアブの事務所は抗議者との話し合いは中断されると発表した。
殉教者広場では、抗議デモの参加者たちが巨大なクリスマスツリーを立てて、革命の要求で飾り付けをし、「全員とは彼ら全員を意味する。ディアブもその一人だ」と連呼した。
ディアブに近い情報筋はArab Newsに対し、次期首相は、今後数週間はメディアでの声明やインタビューは控え、組閣に専念すると語った。
最近の声明の中で、ディアブは、「腐敗と闘い、経済および財政の回復を促進する」20人の大臣からなる小規模な政府を組織するつもりであると述べている。
日曜日の説教で、マロナイトのベチャラ・アル=ラヒ総主教はすべての政党に対し、「次期首相と協力し、緊急援助政府の形成を促進する」よう促した。
レバノンでは、2週間近くの抗議デモの後、サード・ハリーリーが首相を辞任した10月29日から暫定政府が続いている。
大学教授で元教育大臣のディアブが、ハリーリーの後任に指名され、土曜日に超党派の議員と将来の政府の形を議論する協議を開始した。
彼は市民運動の指導者と「彼らの要求に耳を傾ける」ための会談を望んでいたが、会談に参加したのは4人の若手活動家だけであった。ディアブは、自由愛国運動、ヒズボラ、アマル党およびその同盟者から支援をうけているとして彼を指名することを拒否した影響力のある政治的グループによるボイコットを含め、重大なハードルに直面している。
彼はまた、親ハリーリーのスンニー派、および政治的エリート全体が腐敗していると見なす抗議者からも反対されている。
レバノンでの大規模な抗議行動は10月17日に始まり、2週間後にサード・ハリーリー元首相が辞任した。それ以来、同国は、悪化する経済および失業危機の中で政治的行き詰まりに陥っている。