
ヒッラ:イラク当局は土曜日、バグダッドの南方で9人の教師を含む11人が、ラマダンの食事から帰る途中で正面衝突事故により死亡したと発表した。スピードの出し過ぎが原因とみられる。
警察当局によると、事故は深夜0時ごろ、バービル県で発生し、一向はシーア派の聖地カルバラーからミニバスで帰る途中だった。
道路交通当局の声明によると、ミニバスは反対方向に走行していた4輪駆動車と衝突した。「スピードの出し過ぎと、の車の運転手の不注意が原因」とみられ、2人が負傷した。
警察筋によると、車両は炎上したという。
戦争、怠慢、蔓延する汚職により、道路や橋をはじめ、石油資源の豊富なイラクのインフラは荒廃している。
多くの道路は穴だらけで、夜間は真っ暗になる。
国営通信INAによると、道路交通当局の高官ターリク・イスマーイール氏は先月末、「交通事故は後を絶たない。まるで戦争中のようだ」と述べた。
同氏は「制限速度を遵守しない」こと、携帯電話の使用、薬物や酒類の影響下の運転などが原因だという。
交通当局によると、人口約4100万人のイラクにおける昨年の交通事故による死亡者の数は約1000人に上る。
AFP