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米国、イラン核合意は制裁緩和を保証するものではない

イランが2015年のイラン核合意を上回る制裁緩和を望むのであれば、同合意以外の米国の懸念に対処する必要があると米国は表明した。(AFP/資料写真)
イランが2015年のイラン核合意を上回る制裁緩和を望むのであれば、同合意以外の米国の懸念に対処する必要があると米国は表明した。(AFP/資料写真)
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22 Apr 2022 01:04:39 GMT9
22 Apr 2022 01:04:39 GMT9
  • イランはガーセム・ソレイマニ氏の復讐計画を断念しないとのイラン高官の発言に米国の報道官が応じた

ワシントン/テヘラン:米国は4月21日、明らかにイラン革命防衛隊の米国テロ組織リストからの削除に言及しているが、イランが2015年のイラン核合意を上回る制裁緩和を望むのであれば、同合意以外の米国の懸念に対処する必要があると表明した。

国務省報道官は、「公式に交渉を行っているわけではないが、イランがJCPOAを上回る制裁解除を望むのであれば、JCPOA以外の我が国の懸念に対処する必要がある」と述べ、その正式名である包括的共同行動計画の頭字語を用いて2015年合意に言及した。

「逆に、イランがこの協議をJCPOA以外の2国間問題の解決に利用するつもりがないのであれば、JCPOAに関して非常に迅速に合意に達し、同合意の実施を開始できることを確信している。イランは決断する必要がある」と、同報道官は付け加えた。

この米国の報道官は、見返りに制裁を解除しその他の譲歩も行うという米国政府からの「定期的な申し出」にもかかわらず、イラン高官が、2020年に米国がコドス部隊のガーセム・ソレイマニ司令官を暗殺したことへの復讐計画を断念しないと発言したのに応えたものである。

イランは、フランス、ドイツ、イギリス、ロシア、中国と直接、また米国とは間接的に、1年間にわたって、正式には包括的共同行動計画(JCPOA)と呼ばれる2015年各合意の復活について交渉してきた。
革命防衛隊の対外作戦部門であるコドス部隊を率いていたガーセム・ソレイマニ将軍は、2020年1月にイラクの首都バグダッドで米国の無人機による攻撃で殺害された。

防衛隊の『セパ・ニュース』サイトには、防衛隊の海軍司令官であるアリレザ・タンシリ少将の、「敵は、制裁の一部解除と引き換えに、ガーセム・ソレイマニの血の復讐を諦めることを何度か要請してきたが、これは幻想だ」という発言が掲載されている。

防衛隊はイランの軍事機構におけるイデオロギー的な部門である。
ドナルド・トランプ前米大統領は、イラクの首都に滞在する米国人への「差し迫った」攻撃を計画しているとして、ソレイマニ氏の殺害を命じた。

暗殺の数日後、イランは対抗して米軍兵士が居住するイラクの基地にミサイルを発射し、負傷者を出した。

ソレイマニ氏殺害の2年前に当たる2018年に、米国は核合意から一方的に離脱し、再びイランに制裁を課した。これはイランに約束からの後退を促すことになった。

オーストリアの首都ウィーンでの交渉は、制裁の解除も含めて米国を合意に復帰させ、イランには約束を完全に遵守させることを目指している。

革命防衛隊を米国のテロ組織リストから削除することをイランが求めている問題が、重要な障害として残っている。

核合意からの離脱後にトランプ氏が科したこの制裁は、公式には核問題とは別物である。

米国の右派政治家と、イランの不俱戴天の敵であるイスラエルは、米国政府に対して防衛隊への制裁を解除しないように警告している。

イランは今週、核合意の復活に向けた、一時中断している交渉における「技術的問題」は解決されたが、合意締結の前には「政治的」問題が依然横たわっていると述べた。

21日、イランのアミラブドラヒアン外相は、「イランはレッドラインを放棄するつもりがないことを繰り返し(米国政府に)強調してきた」と述べ、それ以上の詳細には言及しなかった。

18日、イラン外務省のサイード・ハティブザデ報道官は、ソレイマニ氏の死における「犯罪実行者、政府高官、共犯者、助言者には処罰が必要だ」と述べ、さらに「これらの者は裁判にかけなければならない」と付け加えた。

(ロイター、AFPと協力)

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