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国連によるとイエメンのタンカーの大惨事を防ぐには1億4400万ドルが必要

1980年代にイエメン政府に売却されたこの日本製タンカーは、現在は戦場となっているマリブ州の油田から汲み上げられた輸出用石油を最大300万バレル貯蔵できる。(マクサー・テクノロジーズ /AFP)
1980年代にイエメン政府に売却されたこの日本製タンカーは、現在は戦場となっているマリブ州の油田から汲み上げられた輸出用石油を最大300万バレル貯蔵できる。(マクサー・テクノロジーズ /AFP)
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12 May 2022 01:05:41 GMT9
12 May 2022 01:05:41 GMT9
  • FSOセイファーは「徐々に錆びて腐食がかなり進んで」おり、爆発の危険がある
  • 100万バレル以上の原油が腐食が進む燃料タンカーに搭載されている

カイロ:国連は水曜日、石油を満載してイエメン沖に停泊している腐食が進むタンカーからの回収作業に必要な資金1億4400万ドルの調達を試みる。このタンカーが崩壊すると壊滅的な環境破壊を引き起こす恐れがある。

この金額には、FSOセイファーが貯蔵する100万バレル以上の原油を移動させるための8000万ドルが含まれると、デイビッド・グレスリー国連イエメン常駐・人道調整官は言う。

国連とイエメンのフーシ派反政府勢力がタンカーの石油を別の船に移すことで合意に達してから2ヶ月以上経って、国連とオランダの共催によるプレッジング会合が開催される。

イランが後援するフーシ派は紅海の西にある港を掌握しているが、FSOセイファーが1980年代から停泊している海域からたった6キロメートルに位置するラスイッサもそれに含まれる。

グレスリー調整官によると、タンカーは「徐々に錆びて腐食がかなり進んで」おり、爆発すれば、紅海の海洋生物、脱塩工場、国際航路に甚大な環境損害を引き起こす恐れがある。

「日が経ち、月が経ち、年が経つたびに、タンカーが崩壊し石油が流出する可能性が高まる」と、今週の記者会見で彼は警告した。

グレスリー調整官によると、国連の見積もりでは、流出した石油を除去するだけでも約200億ドルが必要だという。彼が言うには、10月に吹き始める激しい波風に直撃されないように、回収の第1段階を9月末までに完了する必要がある。

1980年代にイエメン政府に売却されたこの日本製タンカーは、現在は戦場となっているマアリブ州の油田から汲み上げられた輸出用石油を最大300万バレル貯蔵できる。全長360メートル(1181フィート)で34個の貯蔵タンクを備える。

2015年以来、年1回のタンカー整備は完全に止まっている。10人を除くほとんどの乗組員は、2015年にサウジアラビア主導の連合軍が国際的に認められた政府側に立ってイエメン内戦に参戦した後、タンカーを離れている。

イエメンの内戦は2014年に始まった。この年、フーシ派が首都および国の北部の大半を掌握し、政府は南部へ、続いてサウジアラビアへと逃れることになった。

悪名高い1989年のアラスカ沖エクソンバルディーズ号事故の時の4倍量の石油が流出する可能性があると、国連は繰り返し警告している。

AP

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