
モハメド・アブ・ザイド
カイロ:エジプトの司法はムスリム同胞団の6人の指導者について、テロ資金を海外に不正に送金したとして、国際刑事警察機構(ICPO)に「レッドノーティス」に加えるように通知した。
Supreme State Security Criminal Court(国家安全最高刑事裁判所)は、指導者を追跡・拘束し、エジプト当局に引き渡すためにICPOへの通知を決断した。
リストには、マフムード・フセイン元事務局長やトルコの同胞団に所属していたメダット・アーメド・アル・ハッダードが含まれている
同裁判所は、「同胞団というテロ組織を指揮し、その目的を知りながら参加した」として被告人を告発している。
付託命令には、被告人が2015~21年にテロ組織に参加し、海外に不正送金したほか、扇動的な出版物を所有したと記述されている。
レッドノーティスはICPOの全加盟国の警察機関の即時の対応を求めるもので、警察は指示内容を実行し、指名手配者を本国に送還する義務がある。
エジプトの裁判所は8日、同胞団の指導者20人を同国のテロリストの一覧に加えるとの決定を下した。