
アラブニュース
ロンドン:米国国務省は20日、ヒズボラ事務総局高官のハシーブ・ハドワン氏とその事務責任者アリ・アル・シャエル氏に関する情報に対して、最高1000万ドルの懸賞金を提供すると発表した。
両氏は、国際金融システムを利用してレバノンに送金した罪に問われており、金は同国で、ヒズボラの民兵への資金提供に使われている。2021年9月17日、米国財務省は大統領行政命令13224号に従い、ハドワン氏とアル・シャエル氏を特別指定グローバル・テロリストに指定した。
その結果、米国の管轄区域内にある両氏の全ての財産と権益が凍結され、米国国民が両氏と取引することは原則として禁止された。
この動きは、イランが支援する組織、ヒズボラを弾圧する米国のより大きな取り組みの一環をなすものだ。米国が指定する外国テロ組織として、ヒズボラへの物質的支援や資源の提供を故意に行ったり、試みたり、共謀したりすることは犯罪となる。
米国は1月初め、ヒズボラとつながりのある金融仲介業者のアデル・ディアブ氏、アリ・モハマド・ダオーン氏、ジハド・サーレム・アラメ氏とレバノンに拠点を置く彼らの旅行会社、ダル・アル・サラムを指定した。これに続き、5月12日には、レバノンの実業家、アーメド・ジャラル・レダ・アブドッラー氏が指定された。
財務省は声明の中で、レバノンが未曾有の経済危機に直面する中、制裁は引き続き同国に大きな影響をもたらしていると述べた。
レバノン政府の一部として、ヒズボラは経済改革とレバノン国民が要求する必要な変革を妨げていると、声明は付け加えた。