
サルマ・アハメド
カイロ:先週末、観光地であるエジプトの紅海沿岸で女性2人がサメに襲われ、死亡した。
最初の犠牲者は68歳のオーストリア人女性。サメに襲われて腕と足を1本ずつ失ったが、なんとか岸に泳ぎ着き、助けを求めた。
彼女はすぐに治療を受け、救急車に乗せられたが、車内で数分後に亡くなった。彼女はここ数年、エジプト人の夫と一緒にエジプトで暮らしていた。
2人目の犠牲者は中年のルーマニア人観光客。最初の事件の数時間後、遺体となって発見された。彼女の身元はまだ明らかになっていない。
この2つの事件は600メートルほど離れた場所で起きたため、当局はこの場所での一切の活動を停止させた。環境省は、この事件を調査する委員会を設置したと発表した。
エジプトは、新型コロナウイルスの感染拡大で観光業が打撃を受けて以来、観光業を復活させようとしている。観光業はエジプトの国内総生産の約12%を占めている。