モハメド・アル・スラミ
ジェッダ:サウジアラビア南西部アスィール地域にある同国の特別緊急部隊のモスクを標的とした2015年のテロ作戦に関与した9人の指名手配犯のリストから1人が削除された。指名手配リストの4番目であったアブドゥラー・アル・シェリ容疑者が死亡したと国家安全保障庁が発表したのだ。
金曜日にジェッダで治安部隊が逮捕しようとした際、同容疑者は着用していた自爆ベストを爆発させた。
国家安全保障庁の報道官によると、2016年2月に出された治安当局が指名手配する9人のリストの発表に関する声明に加え、既存の治安点検の延長として、当局は治安作戦中に指名手配リストの4番目であったアブドゥラー・ビン・ザーイド・アブドゥルラフマン・アル・バクリ・アル・シェリ容疑者を見つけ出すことができた。
水曜日の午後10時、ジェッダのアル・サマー地区において治安部隊員が同容疑者に接近した。同容疑者は現場で死亡した。パキスタン人住民1人と治安部隊員3人が負傷し、病院に搬送されて必要な治療を受けた。
声明によると、アル・シェリ容疑者は7年前からサウジアラビア当局によって指名手配されていた。
治安部隊がこのテロリストの居場所を突き止め逮捕作戦を開始したところ、同容疑者は自爆ベストを作動させた。
今回の発表により、公表されているリストの中で残る指名手配犯は、潜伏を続けているマジド・ビン・ザーイド・アル・バクリ・アル・シェリ容疑者の1人のみとなった。リストには以下の容疑者が含まれていた。
ダーイシュと同盟関係にあったこの9人のテロリストは、アスィールにある特別緊急部隊司令部モスクの礼拝者たちを標的とした8月6日のテロ攻撃に関与した。このテロでは治安部隊員11人と現場で働くバングラデシュ人4人が死亡し、33人が負傷した。
国家安全保障庁は、今回の作戦は、テロリストにに断固たる措置を取り、全ての国民・住民の安全を確保するというサウジアラビアの決意を確認するものであると述べた。