
ダマスカス:3世代にわたる家族がピックアップトラックの荷台に身を寄せていた。アブドルアジーズ・アル・オカブ氏とその親族は、シリアの田舎のドライブを楽もうとしていた。
彼らは、長い間忘れられていた平和なひと時を、家族と共にピクニックで過ごそうとしていた。しかし、地雷が彼らのドライブと、家族21人の命に血まみれの終わりをもたらした。
オカブ氏は比較的軽い傷で済んだ。しかし2019年2月のその日、爆発によって妻、息子2人、兄弟4人、叔父などの家族が死亡し、他の人々も傷害を負った。
「喜びの日が悲劇に変わった」とオカブ氏(41)はAFPに語った。「それ以来、外に出るのが嫌になった。人々は、どこに潜んでいるか分からない、この顔のない殺人鬼に怯えて暮らしている」
シリア戦争で50万人が死亡した原因の多くを占める空爆や砲撃は、近年減少している。
しかし、11年前の紛争ですべての陣営が敷設した、放置されたままの爆発物が、今や世界のどこよりもシリアで多くの命を奪っている、と国連は言う。
国連のデータによると、2015年以降、放置された地雷やその他の爆発物によって、毎日平均5人が死傷している。
「家族全員が破壊された」と、オカブ氏は3年以上前の運命の日について、ハマー県の村にある伝統的な蜂の巣スタイルの泥小屋の外に座ってそう語った。
「死が土の中で我々を待ち構えていた」と、孤児となった甥たちに囲まれながら彼は言った。
「これが私たちの運命だったのだ」
国連地雷対策サービス部(UNMAS)によると、シリアでは2015年以降、1万5000人が爆発物によって死傷しているという。
これは「膨大な数」だと、シリアのUNMASチームを率いるハビブルハック・ジャベド氏は言う。「現在、シリアは爆発物による犠牲者の数が世界で最も多いと報告されている」
シリアにおける内戦は、2011年の開始以来、約50万人が死亡し、数百万人が避難したと推定される。
国連によると、全シリア人の約半数に当たる約1020万人が爆発物の危険にさらされた地域に住んでいるという。
「地雷の寿命は長い」と、安全上の理由から匿名を条件に語ったシリア軍将校は言う。
ダマスカス近郊で行われた軍主催の地雷除去訓練で、彼はAFPに対し、地雷はケースの中に保管されていれば、さらに長く殺傷力を維持できると語った。
シリア当局は、特に首都近郊の反政府勢力がかつて支配していた地域で、ほぼ毎日、弾薬や爆発性戦争残存物を爆発させ、処理している。
シリアの反政府勢力が支配する北部では、国の支援がない中で、地雷の掃討とその起爆という困難な任務を担っているのは救助隊員たちである。
救助団体「ホワイト・ヘルメット」は、地雷の危険性を認識させるための訓練やワークショップを立ち上げているほどだ。
ホワイト・ヘルメットのレード・ハッスン氏は、シリア北西部の地雷除去センターを率いており、2016年以来、約2万4000個の爆発物を無力化した。
「我々は一つの原則に従って不発弾に対処している」と彼はAFPに語った。
「最初のミスが、最後のミスとなる」
資源や人員の不足により、シリアの町や村のほとんどで、重要な地雷除去作業の機会が奪われている。
昨年、UNMASは、ダマスカス郊外のダラヤ――かつて反乱軍の拠点であり、激しい戦闘があった地域である――の政府支配地域で、初の地雷除去作業を実施した。
UNMASはまた、2018年に政府軍に奪還されるまで反政府勢力と、その後ジハード主義者によって保持されていたダマスカス郊外のヤルムーク・パレスチナ人難民キャンプで掃討作戦を実施した。
国連によると、調査した6000棟のうち約200棟で爆発物の残留物が発見されたという。
同世界機関は、地雷除去プログラムの資金が限られていることに悩んでいると、ジャベド氏は述べた。
その結果、民間人が代償を払うことになった。
2017年の運命の日、アレッポ県で親族8人とともに、冬の砂漠の砂地に生える貴重な白トリュフを探しに出かけたザキア・アル・ブーシ氏の家族もその一例だ。
生き残ったのは、3人だけだった。
彼女の親族を殺した地雷は、その日彼らが遭遇した2つ目の地雷だった。
彼女の兄が最初に目に入った地雷を避けようとしていたところ、2つ目の地雷が作動し、彼らの車を吹き飛ばした。
ブーシ氏の兄と母親は死亡し、彼女の娘は5年間一言もしゃべらないほどのショックを受けた。
「地雷は、私たちを引き裂いた」とブーシ氏は言った。
AFP