• 世界経済フォーラムでアンワル・ガルガシュ氏が「技術と気候が鍵」と語る
• ノルウェー外相、国際機関や欧米機関の信頼性の「危機」を強調

ロマー・M・バラバ

リヤド: UAE高官は月曜日、世界経済フォーラムのセッションで、国際社会の繁栄と安定のために、各国は「地球に影響を与える問題で結束する方法を探さなければならない」と語った。

「世界的な問題で、私たちをバラバラにするのではなく、団結させる方法を見つけなければならない。テクノロジーや気候の問題は、私たちをひとつにするはずです。私たちは既得権益を持っているのですから」と、UAE大統領の外交顧問であるアンワル・ガルガシュ氏は、”Rising Powers for a Multipolar World “と題されたパネルディスカッションで語った。

「誰が何を支払うか、どれくらいのスピードで進めるべきか……議論はあるかもしれませんが、最終的には、地球に影響を与えるこれらの問題は、私たち全員が苦しむ問題であることを認識すべきです」と彼は付け加えた。

ガルガシュ氏は、「私たちはある程度まで、これらの問題を自身たちを結びつける架け橋にするのではなく、政治化している」と述べた。

もう一人のパネリスト、クロアチアのゴルダン・グリッチ・ラドマン外務大臣は、多国間関係の重要性を強調し、「多国間関係に取って代わるものはなく、それはルールに基づく秩序に水を差すものでもない。ルールはそれを尊重するためにある」と発言した。

ノルウェーのエスペン・バルト・エイデ外務大臣は、国際社会は信頼性の危機を経験していると述べた。これは、「ガザ情勢に対し、ロシアに対して使ったのと同じような言葉を使うことを躊躇している多くの西側諸国の無力さによって悪化している」

「ガザに関しては、同じような対応を見ることができない。イスラエルの戦争遂行方法も、世界的な規範に照らして非常に問題がある。もし私たちがそのことを指摘しなければ、ウクライナに関する議論にさえ影響を及ぼすことになる」とエイデ氏は述べた。

「率直に言って、これは欧米主導の価値観の危機であり、同時に制度の危機でもある。それに対する対応は、ノルウェーとして、友人たちとともに、自らの実践を明確にすることです。あることが正しい、あるいは間違っていると信じるのであれば、それを全面的に結果的に適用すべきです」

架け橋を築き、友好を深めることがUAEの戦略だとガルガシュ氏は言う。「われわれは、外交政策において地理経済的な側面を重視している。それ自体が、BRICSやその他の国際組織への参加を目指す私たちの優先事項を反映している」

「BRICSやその他の国際組織への加盟を目指す場合、それ自体が私たちの優先事項を反映しています。私たちは、地理経済的な観点からBRICSをより重視しています。私たちは、国際システムの中にさらなる分裂を生み出すことには関心はありません。すべての友好国に手を差し伸べ、より多くの機会を創出することに関心があるのです」

「私たちのような国は、運命論的になっている余裕はないのです。小さなグループであれ、大きなグループであれ、私たちは協業する必要があると思う」

「私たちは、他の多くの組織に参加することに興味があります。私たちは、何かを拒否して他の何かを採用するのではなく、より多くの友人、より多くの橋、より多くの経済的機会を持つという観点からそれを見ています」

UAE高官は、過去の中米関係を引き合いに出し、「今は1945年ではないことを忘れてはならない。今はそのような時期ではないことを常に意識し、過去の二極化を再現したくないというのが、第三国としての我々の義務だ」と述べた。

重要なことは、中米関係が議題に上がるたびに、1945年の枠組みで考えるのではなく、今は違う世界だと言うことが私たちの仕事だということです。今日のインドは1945年のインドではないし、ヨーロッパも1945年のヨーロッパではない。他にも多くのプレーヤーがいますが、他のプレーヤーを排除し、2大政党だけで考えることはできません」