
ゴブラン・モハメド
カイロ:米国のアフリカの角担当特使は24日、大エチオピア・ルネッサンス・ダム(GERD)により生じた緊張を緩和するために、同地域歴訪を開始した。
米国国務省によると、マイク・ハマー特使は8月1日まで、エジプト、UAE、エチオピアで会談を行う予定だ。
GERDにより、エチオピアと、エジプト、スーダン間で緊張が高まっている。
後者の2ヵ国は、ダムの貯水と運営に関して法的拘束力のある合意を要求しており、ダムにより自国のナイル川の水量が減少することを懸念している。
ハマー特使の地域歴訪は、ロシアのラブロフ外相の歴訪と重なり、同外相はエジプト、ウガンダ、コンゴ民主共和国を訪問している。
ハマー特使はまた、GERDの協議開催の仲介を行っているアフリカ連合とも協議する予定だ。
米国のジョー・バイデン大統領は、今月先立って開催されたジェッダ安全保障・開発サミットに合わせて、エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領と会談した後、エジプトの水の安全保障と全ての当事国の利益を実現する外交的解決を米国が支持することを確認した。