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ギリシャ大使、サウジアラビアとのパートナーシップの可能性と揺るぎない連携を強調

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27 Jul 2022 01:07:39 GMT9
27 Jul 2022 01:07:39 GMT9
  • アレクシス・コンスタントプロス氏は、将来のパートナーシップの可能性を「革新的なもの」と表現している
  • サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下は、7月26日火曜日にギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相との会談に臨む

ラマ・アルハマウィ

リヤド:アレクシス・コンスタントプロス駐サウジアラビアギリシャ大使は、両国間の永続的な関係のつながりを強調し、将来のパートナーシップの「革新的な」可能性を明確に示した。

オマーンとイエメンの大使でもあるコンスタントプロス氏は、「これは長期的な関係です」とアラブニュースに語った。

「ギリシャのノウハウと卓越性をサウジアラビアに、そしてもちろんサウジアラビアのノウハウと卓越性をギリシャとヨーロッパの広い地域にもたらすことができるよう、私たちはもっと協力していきたいと考えています」

サウジアラビアはギリシャと強いパートナーシップを維持しており、政治、経済、防衛、文化的な取り組みによって長年にわたってその関係は強化されてきた。

コンスタントプロス氏は、二国間関係を強化する次の段階として、文化や観光の分野で協力を深めることを希望している。

「私が成し遂げたいことは、まず第一に、両国、両国政府、両国指導者、そして両国民の距離を近づけることです。お互いをよりよく理解し、協力関係をさらに推し進めることが非常に重要だと考えています」と同氏は述べた。

 「私たちの関係は革新的なものだと思います。両国とも原則に基づいた国際ルールを有しています。私たちは国際的なルールを守りたい。国連憲章、国連安保理決議、海洋法、他国の完全性と主権の尊重を堅持します」と同氏は付け加えた。

 「私たちは、相互尊重と友好的な隣人関係の原則を極めて重要なものと考えています。私たちは国際的な問題に関して多くの点で意見が一致します」

 コンスタントプロス氏は、革新的な文化交流とパートナーシップの可能性を表明した。サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が2016年に打ち出した近代化プログラム「ビジョン2030」のもと、さまざまな分野を通じて両国を結ぶ新たな方法を見つけることが、同氏の仕事の主要な要素となっている。

 「両国は、非常に奥深い古い文化を持つ古代文明であり、その上で協力して取り組むべきことがたくさんあります」とコンスタントプロス氏は述べた。

 ギリシャは、山地や島の景観以外にも、演劇、建築、博物館、文化史跡などで有名で、世界中から観光客を受け入れている。

 観光事業は両国にとって重要な分野であり、この分野での協力には大きな可能性があると大使は考えている。

 「私たちには深く根ざした古代文明と観光があり、それは人と人との関係が非常に重要であり、ギリシャは非常に観光に適した国だからです」と、コンスタントプロス氏は語った。

 「文化面では、願わくば、画期的なことを一緒にやっていきたいと思っています。考古学的な発掘調査や博物館設立の可能性を共に探ることができるでしょう」

 コンスタントプロス氏は、海運業も両国が協力することで利益を得ることができる分野であると述べた。

 1990年代、サウジアラビアには1万人以上のギリシャ人が居住し、働いていたと同氏は振り返った。

 「ギリシャは1960年代からサウジアラビアに進出しているので、二国間関係は本当に深く根ざしていると思います」と同氏は述べた。

 「ギリシャ企業は、この国の建設に貢献するために、最初に…このサウジアラビアにやってきた企業でした」

「ギリシャにはサウジアラビア国内で働く意思があり、ビジョン2030、およびこのビジョンによって国を変革していくことに貢献しようとする素晴らしい企業があります」

 外交関係強化の次の段階として、火曜日には皇太子がギリシャを訪問し、キリアコス・ミツォタキス首相と会談することになっている。

 2020年にはサルマン国王がリヤドの王宮でミツォタキス首相と会談し、2021年には皇太子がサウジアラビアの首都リヤドでギリシャの指導者である同首相を迎え、様々な分野での連携強化について協議した。

 「今回の訪問で、二国間関係をさらに強化し、本当に前向きなものにしたいです。私たちは多くの進歩を遂げたと思います」と、コンスタントプロス氏は述べた。

 「お互いの目標を実現するために、協力できることはまだまだたくさんあります。そしてそれは、政治や防衛の面だけでなく、投資や人と人との直接のつながり、文化の面でも、もっと協力できるようにと、現在取り組んでいるところです」

コンスタントプロス氏は2016年からサウジアラビアに在住しており、ギリシャ大使になる以前はEUの次席大使を務めていた。

同氏は6年間サウジアラビアに在住し、かつて石油に依存していた経済と投資が「ビジョン2030」によって成長し、多様化する様子を目の当たりにしてきた。

「ここサウジアラビアでの経験は、驚くべきものです。素晴らしいです。非常に興味深いです。同時に、社会が急速に変化しているこの時代にサウジアラビアで生活できることは、とても知的な魅力があります。物事が速く動いています。サウジアラビアは、若くて活発な人々が、それを引き継いでいます。スリリングです」と同氏は語った。

「このような歴史的な時代に職務に就くことができ、私はとても幸運だと思います。サウジアラビアは急成長している国であり、ここでは様々な視点があり、様々なことが起こっています」

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