
エファレム・ コッセイフィ
ニューヨーク:イエメンの紛争当事者は、現在の停戦協定をさらに2ヶ月間延長して10月2日までとすることで合意し、より広範な停戦協定に向けて集中的に協議を行っていくことを約束した。国連が月曜日に発表した。
ハンス・グルンドベルグ国連イエメン担当特使は、サウジアラビア、オマーン、国連安保理からの支援に感謝を表明した。
また、停戦延長に合意したイエメン紛争当事者の指導者らと、「彼らの建設的な関与の継続」にも感謝すると述べた。
同特使は声明の中で、今回の停戦延長は全国的な戦闘停止を伴う長期的・持続的な和平に向かって方向転換する機会を提供するものだと述べ、同特使が作成した拡大された停戦協定案について両当事者から「実質的なコメント」を得たと付け加えた。
تعرب وزارة الخارجية عن ترحيب المملكة العربية السعودية بتمديد الهدنة في الجمهورية اليمنية الشقيقة لشهرين إضافيين، والتأكيد على أهمية فتح المعابر الإنسانية في تعز pic.twitter.com/E0bEMdUgCw
— وزارة الخارجية(@KSAMOFA) August 3, 2022
「拡大された停戦案は、公務員の給与と市民の年金を定期的に支払うための透明かつ実効性のある制度、タイズと他県の道路開放、サヌア国際空港への発着地の追加開放、ホデイダ港への燃料提供とその定期供給などに関して合意に達するための準備となるだろう」と同特使は述べた。
「また、拡大された協定は、全国的な戦闘停止や人道的・経済的問題について交渉し、国連の援助のもとでイエメンが主導する持続的かつ公正な和平に向けた政治プロセスの再開に備えるための機会を提供するだろう」
2ヶ月間の国連仲介停戦は4月2日に発効した。1回目の更新は6月に行われ、今回は2回目の更新となる。
停戦後、敵対行為や民間人犠牲者が劇的に減少し、サヌア空港からの商用航空便が再開したため、歓迎する声が上がっている。
しかし、イランが支援するフーシ派は7年以上にわたってタイズ県を包囲しており、国連が提案する同県の道路開放を拒否し続けている。
グルンドベルグ特使は次のように述べた。「現在の停戦の主な目的は、引き続き、市民が実感できる安心を提供すること、包括的な政治プロセスを通した紛争の平和的解決に資する環境を作ることだ」
「また、何百万人ものイエメン人女性、男性、子供、そして物資の移動の自由を促進するために、タイズと他県の道路開放を進展させることも重要だ。タイズとイエメン全土の人々は、停戦のあらゆる面を享受するに値する」
同特使は全当事者に対し、約束を遵守して停戦協定を全面的に実行に移し、イエメンを平和への道に戻すことを呼びかけた。
「イエメン国民は、最低でもそれを享受するに値する」