
アラブニュース
ドバイ:イエメンのムアンマル・アル・エルヤニ情報大臣は、イランからホデイダの武装集団へと武器を密輸していたというフーシ派の下部組織の自供は、イラン政府がフーシ派に武器を提供し、停戦への取り組みを掘り崩すことに関与していることを証明していると述べた。
大臣の声明は、イエメンの連合軍が、西海岸での治安維持活動の一環として逮捕されたイエメン人の男たちの動画を公表した後に行われた。逮捕された男たちは、イランのバンダルアッバス港からホデイダのフーシ派に雇われたディーラーに武器を密輸したことを認めている。密輸活動を監督していたのはイラン革命防衛隊の専門家だったという。
ツイッターの投稿でアル・エルヤニ大臣は、密輸業者の自供は「イラン政府が国際法に明白に反して武装集団に武器を提供し続けていることを証明している」とした上で、イランが和平に向けた取り組みを妨害しようとしていることを示していると述べた。
1-Confessions of a Houthi cell seized by Joint Forces on West Coast, smuggling weapons fm Bandar Abbas port to Hodeidah under supervision of Revolutionary Guards, confirms Tehran’s continued supply of weapons to militia in flagrant defiance of intl law &SC res on Yemeni crisis. pic.twitter.com/yOpNGmVAZL
— معمر الإرياني (@ERYANIM) August 13, 2022
大臣は、イランがフーシ派を利用してイエメンの民間人を殺害し、地域の不安定化を引き起こし、国際的な利益に反してテロを促進していると非難した。また、国連の仲介によるストックホルム協定を悪用し、ホデイダ港を武器の密輸に利用していると非難した。
アル・エルヤニ大臣は、国際社会と国連加盟国に対し、イランの「破壊的な政策」を明確に非難し、「イエメンの内政への干渉を終わらせるよう本格的な圧力を行使する」ように呼びかけた。
イエメン軍は、イランの支援を受けたフーシ派に対して、兵士や市民へ度重なる攻撃を行うことで、今月初めに3回目の延長がなされた停戦協定に違反しているとして、繰り返し非難してきた。
国会議員との会合において、イエメン大統領指導評議会のラシャド・アル=アリミ議長は、政府はイエメンにおける正統性回復のための連合軍を標的とした攻撃は容認できないと述べた。