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イエメン軍、アルカイダを抑えてアビヤンのオマラン渓谷を制圧

アビヤン州知事であるアブ・バクル・フセイン・サレム准将(左から3番目)が、検問所を攻撃しているときに死亡したアルカイダ戦闘員の遺体を調べている。(9月6日撮影)(AFP)
アビヤン州知事であるアブ・バクル・フセイン・サレム准将(左から3番目)が、検問所を攻撃しているときに死亡したアルカイダ戦闘員の遺体を調べている。(9月6日撮影)(AFP)
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21 Sep 2022 03:09:12 GMT9
21 Sep 2022 03:09:12 GMT9
  • 南部軍は先週、南部の州にあるアルカイダの拠点に入った
  • アビヤンとシャブワで現在行われている軍事作戦は先週初め、政府軍への一連の攻撃の後、開始された

サイード・アル・バタティ

アル・ムッカラー:イエメン軍は、アルカイダを抑えて南部アビヤン州の大渓谷を制圧し、アルカイダ戦闘員に隠れ家と訓練施設を放棄させたと発表した。

分離独立派「南部暫定評議会」の報道官であるモハメド・アル・ナキーブ氏は、軍はアビヤン州にある長く険しいオマラン渓谷を奪還し、現在は人々が自分たちの村に戻れるよう地雷や爆発装置の除去に取り組んでいると述べた。

「我々はこの谷から全てのテロリスト分子を排除し、他の山に逃げさせた。テロリストに再び数を急に増やさせはしない」とアル・ナキーブ氏は述べた。

この発表が行われたのは、同軍がアルカイダ戦闘員をオマラン渓谷にある主要軍事施設から駆逐したと発表した翌日だった。その軍事施設でアルカイダは人質を隠し、爆発物を仕掛けた車を準備し、解放地区の政府の標的に対する破壊的攻撃を計画していた。

南部軍は先週、アルカイダ戦闘員をアビヤン・シャブワの遠隔農村地域から駆逐するために武力攻勢をかけ、南部の州にあるアルカイダの拠点に入った。

オマラン渓谷での地雷除去任務が完了した後、アル・ナキーブ氏は、軍はアルカイダ戦闘員を追跡するため、アビヤンにある隣りのマファド地区の高原地域や渓谷地域へ向かう予定だと述べた。

同氏は「テロリストをマファドから一掃したらすぐに、アビヤンがアルカイダから完全に解放されたと発表するだろう」と述べた。

アビヤンとシャブワで現在行われている軍事作戦は先週初め、南部の州での政府軍への一連の攻撃の後、開始された。その一連の攻撃の結果、兵士数十人が死亡し、市民や外国人援助活動家が誘拐された。

イエメン政府関係者は、アルカイダ戦闘員がその作戦を計画し、オマランなどの渓谷にある軍事基地で自爆者を訓練したと話した。

イエメンのジャーナリストと活動家はイエメン国民やメディア、国際社会に対し、テロ組織の脅威をなくすために、現在行われている軍事作戦を支援するよう求めた。

「アデン・アル・ガド」の編集者であるファテヒ・ビン・ラゼルク氏は次のように述べた。「アルカイダやフーシ派、ダーイシュなどの組織をこの地域から駆逐するために、国際社会はイエメン政府や南部暫定評議会、『イエメンにおける正統性回復のための連合軍』が行う全ての取り組みを支援すべきだ」

「これらの過激派組織との戦いにおいては、打算や特定の意図、政治的方向性があってはならない。アルカイダは社会全体に脅威をもたらしている」とビン・ラゼルク氏は述べた。

同氏は、国家機関を復活させ、アルカイダの拠点だった場所に治安部隊を恒久的に配置すべきだと述べ、広く意識を高めるキャンペーンを計画し、地元住民に雇用機会を提供することが必要だと強調した。

「テロと効果的に戦うために、教育や若者の雇用機会の創出、彼らがテロリストがいる地域に行くのを防ぐ実際の仕組みの確立を通じて、実際の環境を整える必要がある」と同氏は述べた。

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