
ゴブラン・モハメド
カイロ:アラブ連合のアフマド・アブルゲイト事務総長とアントニオ・グテーレス国連事務総長は第77回国連総会の傍ら21日水曜日に会談し、議題の一つとしてパレスチナ問題について話し合った。
両者の代理人らによると、両者は、中東の最新情勢とともに、国際的な危機に関する様々な問題について議論したということである。
アブルゲイト氏の報道官によれば、アラブ連合のトップである同氏は、グテーレス氏に対し、ロシア・ウクライナ間の紛争において国連指導者として重要な役割を果たしたことに感謝の意を表した。グテーレス氏は、中東の現状ならびにソマリア、イエメンおよびシリアにおける国連の役割について語ったとされる。
アブルゲイト氏はまた、パレスチナ人が自らの正義に対して数々の政治的な妨害がなされ大きないらだちを感じていることを強調した。両者は、地域の安定と繁栄を達成するうえでパレスチナ問題が優先事項である点で合意した。
彼らは、当該地域の数カ国が直面している当該危機に政治的解決をもたらすための協調的アプローチの一環として、協力して取り組むことを表明した。
アブルゲイト氏は、ツイッターへの投稿で次のように記した。「我々は、パレスチナ問題解決に向けた真剣など力を無視することの危険性と、この目標に向けて共同して取り組み続けることの重要性について合意しました」
「この国際情勢は非常に困難な茨の道ですが、グテーレス氏は政治、環境、開発など様々な面で精力的に活動しています」
アブルゲイル氏はまた、21日水曜日にマルタ外務・欧州・貿易大臣であるイアン・ボーグ氏と会談し、同国が2023年から2024年にかけて国連安全保障理事会の非常任理事国の座を獲得したことについて祝意を伝えた。彼は、この期間の同理事会の議題であるアラブ問題、特にパレスチナ問題について、アラブ連合はマルタの支持に期待していると述べた。
アブルゲイト氏は、パレスチナへの新たな承認獲得に向けた外交的努力を行う中、先週スペインに対し、パレスチナの国連正式加盟を支持するよう求めた。パレスチナは現在、国連よりオブザーバーの地位を与えられている。パレスチナのマフムード・アッバース大統領は9月23日に国連総会で演説し、正式加盟に向けた取り組みを強調する予定である。
報道官によれば、アブルゲイト氏はスペイン外相のホセ・マヌエル・アルバレス氏とマドリードで会談し、共通の関心事項や二国間の関係強化に向けた取り組みについて話し合ったという。