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ロシアによるシリア攻撃、ウクライナ侵攻以降減少:監視団

シリア体制の同盟国であるロシアの空爆により破壊されたとされる建物の瓦礫の中で立ち尽くす女性。(ファイル/AFP)
シリア体制の同盟国であるロシアの空爆により破壊されたとされる建物の瓦礫の中で立ち尽くす女性。(ファイル/AFP)
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30 Sep 2022 10:09:58 GMT9
30 Sep 2022 10:09:58 GMT9
  • 過去1年間にロシアがシリアで行った攻撃による死者は合計241人
  • 2011年以降、ロシアはダマスカスの政府に対するトップの政治的・経済的・軍事的支援国の一つである

ベイルート:ウクライナ侵攻開始以降、ロシアがシリアで行う攻撃が減少しており、死者数が減っている。ロシアがシリアに介入してからちょうど7年となった金曜日に戦争監視団が明らかにした。

「シリア人権監視団」によると、過去1年間にロシアがシリアで行った攻撃による死者は合計241人で、その大半はダーイシュ戦闘員だが、民間人28人も含まれている。

ロシアがバッシャール・アサド大統領の政府を支援するためにシリアでの攻撃を開始した2015年9月30日以降、1年間の死者数としては最小となった。

イギリスを拠点とし、シリア国内の情報源のネットワークに依拠している同監視団は、2月下旬の「ウクライナでの戦争開始後、シリアでのロシアの役割が総じて減退した」と指摘した。

それにより、ロシアがダーイシュのジハード主義者を標的としてきた「シリアの砂漠における攻撃が大幅に減少した」という。

シリア内戦が始まった2011年3月以降、ロシアはダマスカスの政府に対するトップの政治的・経済的・軍事的支援国の一つである。

反体制派やジハード主義組織に広大な領土を奪われていたアサド政権は、ロシアの軍事介入によって劣勢を覆し内戦での優位を固めた。

同監視団によると、過去7年間のロシアの攻撃による死者は2万1000人以上、うち民間人は8697人で、その4分の1は子供だという。 

この内戦で、50万人近くが死亡、数百万人が難民となり、国土の大部分が荒廃した。

AFP

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