サヌア：内戦で荒廃したイエメンにおける停戦の期限が近づく中、一般市民は停戦延長を願い、新たな戦闘がこれまでの小さな成果を台無しにしてしまうのを恐れている。

反乱軍が支配する首都サヌアにおいて、農業高校を卒業したロージェイン・アル・ウアジアさんは、古代都市の象徴的な泥レンガの塔の上にある農場で3年間ヤギとニワトリを飼育してきた。

ウアジアさんは停戦中のここ数か月でようやく農場の成功にこぎつけた。停戦によって物流の自由がもたらされ、物資の価格が下がった。

「停戦のおかげで、動物の飼料や燃料の価格が下がりました」とウアジアさんは述べた。「飼料やヤギを他の地域から持ち込むのが以前より容易になっています」

イランが支援する反乱軍フーシ派と連合軍が戦ってきたイエメンの内戦では、数十万人が死亡しており、国際連合が世界最悪の人道的危機と称する状況が生み出されている。

4月に発効されて2度延長された国連の仲介による停戦によって、死傷者は60%減少し、反乱軍が支配するホデイダ港への燃料輸入は4倍になったと、40以上の人道団体が木曜に発表した。

停戦はおおむね維持されているが、敵対する両者の間で違反をめぐる非難が交わされている。

ウアジアさんは、比較的平和な状況、特にサヌアでの空襲の終結によって、ヤギ乳と卵を売る自身の商売により安全な環境がもたらされたという。

「内戦が完全に終わるまで停戦が延長されることを願っています」と述べた彼女は、自身の農場を「建物の屋上ではなく、地面の上」に広げるのが夢だと語った。

停戦は日曜に期限切れとなる予定で、国連は両者が再度停戦を延長するよう働きかけている。

停戦のもとで、フーシ派反乱軍が支配する首都サヌアからヨルダン、エジプトへの民間航空便が再開され、同じくフーシ派の支配下にあるホデイダ港に石油タンカーが入港できるようになった。

人口3,000万人のうち約2,340万人が人道支援に依存するイエメンにおいて、一連の一時的停戦が8年にわたる内戦で疲弊した人々に休息期間をもたらしている。

しかし、和平に向けた根本的な進展はほとんどない。

政府の管理下にあるものの、フーシ派の部隊に包囲されている南西部の大都市タイズでは、今も包囲が続いている。

停戦が実施されても、山間部に位置するタイズの周りの主要道路は封鎖されたままだ。

タイズ中心部では、山を通るでこぼこの裏道を通って近くの町Al-Hawbanに行こうとする人々が、古いピックアップトラックにすし詰め状態で乗っている。

内戦前には、それはほんの15分の道のりだった。

「今では4、5時間かかります」とタイズに住むバッセム・アル・サブリさんは述べた。

イエメン担当国連人道副調整官のディエゴ・ソリーリャ氏は、停戦は「多くの点で」状況を改善したが、圧倒的多数の人々にとって「生活は依然として困難」だと述べた。

「人道的観点から言って、10月2日に停戦を延長することは道徳的責務だ」とソリーリャ氏は述べている。

「紛争の解決だけが、経済の回復を可能にし、人々を貧困から救い出し、人道支援のニーズを減らすことができる」と同氏は加えて述べた。

持続的な和平協定の成立と内戦の決定的終結に向けた話し合いは、依然として行き詰まっている。

5月に国連イエメン担当特使ハンス・グルンドベルグ氏は、停戦が「過去の暴力や困難と決別する格好の機会をもたらした」と述べた。

しかし、停戦の主要な目的である和平交渉が膠着状態にあることを考慮すれば、停戦は「根本的に何の変化ももたらさなかった」のであり、「ある面で失敗」だということが分かったと、オタワ大学のトーマス・ジュノー氏は述べている。

「フーシ派の側は、交渉を本気で望んではおらず、それゆえ政府と妥協する気はない」とジュノー氏は述べた。

政府の側では、反乱軍に敵対する複数の勢力の間で意見の相違が拡大している。

「深かった亀裂が拡大し、緊張が高まり、多くの場合に暴力的なものになっている」と同氏は述べている。

ジュノー氏の考えでは、「役に立たない停戦を延長するのはばかげたこと」であり、それゆえ延長しても暴力の「再開が遅れる」だけだ。

しかし、「他に選択肢はない」と同氏は加えて述べた。

AFP