
サイード・アル・バタティ
アル・ムッカラー:この24時間にわたってイエメン全土で激しい衝突と銃撃戦があり、少なくとも政府軍兵士6人とフーシ派戦闘員(数は不明)が死亡した。地元軍・政府当局者が8日、明らかにした。
国際社会が親イラン武装組織フーシ派に、先週失効した国連が仲介した停戦を更新するよう説得を試みる中、イエメンの戦闘は激化している。
地元軍当局者はアラブニュースに対し、フーシ派は南部ラハジ州やタイズ市郊外、中心都市マアリブの南部地域で、政府軍に対して激しい協調砲撃や軍隊攻撃を開始したと話した。
ラハジでは、同州を支配する南部分離独立派「南部暫定評議会」のモハメド・アル・ナキーブ報道官が次のように述べた。「フーシ派は7日に地上攻撃を開始した。その前にヤファのハドで南部軍を砲撃し、兵士4人が死亡、少なくとも7人が負傷した。山地への進軍を試みたようだ」
「我が軍はフーシ派を撃退した。この攻撃で多くのフーシ派戦闘員が死傷した」とアル・ナキーブ氏はアラブニュースに話した。同氏は「フーシ派が地上戦で勝利できずに撤退した後、散発的な戦闘と銃撃戦が8日に発生した」と付け加えた。
他のフーシ派の部隊は7日夜、包囲されたタイズ市を守る政府軍に対し、爆発物を仕掛けたドローンや迫撃砲、大砲を一斉発射した。兵士2人が死亡し、多数の負傷者が出た。
軍当局者のアブドル・バシット・アル・バヘル氏はアラブニュースの電話取材に対し、「フーシ派は、まずタイズの南東にあるアル・シャカブと、タイズの東にあるアル・アレシュで、さまざまな重火器を使って政府軍の兵士を攻撃した後、タイズ市郊外にあるフーシ派の拠点に向かった」と話した。
アル・バヘル氏は「今回のフーシ派の砲撃は、停戦終了以降、最も激しかった。フーシ派はタイズにいる政府軍を激しく、同時に砲撃してきた。フーシ派は迫撃砲弾と重機関銃で我が軍を猛攻撃した」と話した。
時を同じくして、イエメン軍は7日、フーシ派がマアリブ郊外にいる政府軍に向けて発射した、爆発物を仕掛けたドローン2機を撃墜した。兵士たちはそこで散発的な戦闘にも従事し、迫撃砲や重機関銃でフーシ派と交戦した。
国連が仲介した停戦は10月2日に失効した。その数時間後、フーシ派は、タイズやラハジ、マアリブ、ホデイダで政府軍への攻撃を強めた。