
アラブニュース
ドバイ:クルド系イラン人女性マフサ・アミニさんが警察の拘束下で死亡した事件に端を発したデモがイラン各地で始まってから1ヶ月強の間に、約1万2500人が逮捕され250人以上が死亡した。著名な人権団体が発表した。
ガーディアン紙が金曜日に伝えたところによると、拘束されていると推定される行方不明者の家族や友人は、彼らとなかなか連絡を取れずにいる。
「イラン人権センター」によると、テヘラン州では約3000人が逮捕され、そのうち大学生200人を含む835人は依然として拘留されている。
一方、先週エビン刑務所で発生した大規模な火災をを受け、約1300人の被拘留者が同刑務所から大テヘラン中央刑務所に移送されたと伝えられている。
イランの人権ニュースウェブサイト「HRANA」は、現在進行中のデモにおいて1万2450人が逮捕されたとしている。
イランの諸人権団体によると、特にジャーナリストが標的とされており、中でも被拘留者について報道している人々が狙われている。
メディア報道によると、モハメド・メフディ・エスマイリ指導相は、拘束されたままのジャーナリストの数は多くないと述べた。
しかし「国際ジャーナリスト連盟」によると、デモ開始以降24人が逮捕され、そのうち11人がエビン刑務所に収容されている。
「国境なき記者団」によると、30人以上のジャーナリストが拘留されており、多くの出版物が脅迫や検閲を受けている。
「イラン作家協会」は、「丸腰で抗議する人々に対する弾圧は、過去40年間毎日のように行われてきた」と述べた。
「しかし、先週子供たちや囚人たちに起こったことは、現政権の記録の中で最も黒いページの一つだ」
一方、イスラム革命防衛隊の司令官であるホセイン・サラミ少将は、治安部隊は残存するデモをもう少しで鎮圧できると主張した。
「暴動は最後の時を迎えつつある」と同少将は述べた。
しかし、抗議者たちは当局への反抗を続けデモを継続することを誓っている。
伝えられるところによると、トラック運転手らと共にデモに加わった石油精製所の労働者約200人が逮捕された。