
アラブ・ニュース
ロンドン:BBCペルシャが月曜日に伝えたところによると、アモル市でアリー・ハメネイ最高指導者のポスターを破ったとして、9月にイランの治安部隊が男性を殺害した。
エルファン・レザイ氏(21)は、抗議活動の最中に至近距離からピストルで肩と背中を撃たれた。
ある情報筋によれば、彼がデモ隊によって殺されたと言うように、家族に圧力がかかっていたとのことだ。
抗議活動が始まって間もなく、レザイ氏の母親ファルザネ・バルゼカールさんは、当局から息子が病院に収容されたことを告げられた。
病院の看護師は母親にレザイ氏の居場所を教えようとしなかったが、3時間かけて探した結果、バルゼカールさんは手術室の外で血に染まった息子の服を見つけ、気を失った。
レザイ氏の死因は、背中に受けた銃弾による腎臓と脾臓の大きな損傷である。BBCは、弾丸は5メートルの距離からピストルで発射されたと報じている。
彼の遺体は、静かに葬儀をとり行うことを条件に家族に引き渡されたが、これはレザイ氏の父親がイラン・イラク戦争の退役軍人であり、イランの人々はこの1980年から88年の紛争で戦った人に敬意を払っているからこそ許されたことだと伝えられた。
2週間前にレザイ氏の母親は、インスタグラムに「毎日、あなたの写真を何時間も見ては泣いています。空っぽのベッドとあなたの本を見ます。私はあなたの本を、あなたのいないベッドに向かって声を出して読んでいます」と氏の墓の動画を添えて投稿した。
ヒジャブを「不適切に」着用したとして、22歳の女性、マフサ・アミニさんがイランの道徳警察に拘束され、死亡したのを受けて、国中で反政府抗議デモが巻き起こっている。
水曜日は、アミニさんの死から40日に当たり、イランの伝統的な喪の期間が終わる。