
バグダッド:イラクの国会議員たちは、26日、1年以上続いてきた政治的停滞を終わらせ、新政権を承認した。しかし、依然として多くの課題を抱えている。
新政権のトップには、イラクの人権相や労働・社会問題相を歴任したムハンマド・シア・アル・スダニ首相(52)が就任する。
スダニ首相が選んだ21人の閣僚が国会で承認された。石油相には、国営のサウス・ガス・カンパニー(SGC)のトップであるハヤン・アブドゥル・ガニ氏が指名された。
26日の国会は、イスラム教シーア派のポピュリスト指導者であるムクタダ・アル・サドル師が最大の勝者となったものの、政権を樹立するための支持を集めることができなかった選挙から1年後に開かれたものだった。
サドル師は、8月に自派の議員73人を辞職させ、政界から引退すると述べたが、それをきっかけにバグダッドでここ数年で最悪の暴動が起こった。サドル氏の支持者たちは政府の宮殿を襲撃し、ライバルのシーア派と戦った。彼らのほとんどはイランの支援を受けており、武装勢力を引き連れていた。
ロイター