
エルサレム:1日に実施されたイスラエルの選挙の後に発表された初期得票予測で、ベンヤミン・ネタニヤフ氏の陣営が過半数を獲得し同氏が復権を果たす可能性が高いことが分かった。ただ、公式集計が発表されれば結果が変わる可能性はある。
4年弱で5回目となる選挙を実施している深く分断されたこの国の状況から予測された通り、得票差は僅差のようたが、初期の兆しはベテランの右派指導者であるネタニヤフ氏の有利を示している。
イスラエルの3つのネットワークの予測では、ネタニヤフ氏の「リクード」がクネセト(国会)の120議席のうち30~31議席を獲得し第一党となる見込みだ。
この数字に、極右の「宗教シオニズム」連合および2つのユダヤ教超正統派政党の予測得票数を合わせると、ネタニヤフ氏を支持する陣営が61~62議席となる。
しかし、この結果が変わる可能性はある。以前のイスラエルの選挙では、僅かに違う公式集計が見通しを劇的に変えた例もある。
ヤイール・ラピード暫定首相の中道派政党「イェシュ・アティド」は22~24議席で第二党になると予想されている。
しかし、各ネットワークの初期予測によると、反ネタニヤフ陣営全体としては勝利には遠い。
AFP