
アラブニュース
ロンドン:英国とフランスは11日、マフサ・アミニさんの死で火が付いた正当で平和的抗議デモを暴力的に鎮圧しているとしてイランを非難した。
風紀警察に逮捕されていたアミニさんは9月16日、拘留中に死亡した。
パリで行われた会談で、英国のジェームズ・クレバリー外相とフランスのカトリーヌ・コロナ外相は、イランがロシアに、ウクライナの民間人や民間インフラを無差別に標的にするために使われる無人機を供与していることも非難した。
両大臣は、無人機やミサイルの移送など、イランが中東とその周辺で行っている、不安定化を招く活動を非難した。
そして、こうした活動に対抗するために国際協力を強化することを約束した。
両大臣は、イランに決して核兵器を保有させてはならないという明確な決意と、イランによる、国連の核監視機関である国際原子力機関(IAEA)への協力が不十分であることへの深い懸念をあらためて表明した。
英国は11日、イランが在英ジャーナリストの生命を脅かしていることも非難した。その前に行われた取り締まりで、反政府デモの参加者300人以上が死亡した、と人権団体は発表していた。
「英国で活動しているジャーナリストが、イランから生命に対する差し迫った脅迫を受けたため、本日、イランの代理大使を召喚した」とクレバリー氏は述べた。