アンカラ:2022年11月14日月曜、トルコ内務大臣は警察がイスタンブールの繁華街にある通りに爆弾を仕掛けた容疑者を逮捕し、これまでの捜査でこの爆発にクルド人武装組織が関与していることがわかっていると述べた。
2022年11月13日日曜日、観光名所のタクシム広場に抜け、店やレストランが立ち並び賑わうイスティクラル通りで起きた爆発により、6人が死亡、数十人が負傷した。
アナドル通信社は「イスタンブール警察は爆発の少し前に爆弾を置き去った人物を拘束した」とスュレイマン・ソイル内務大臣の言葉を引用し伝えた。
容疑者の身元は公表しなかったが、その他21人が拘束され取り調べを受けているという。
内務大臣はクルディスタン労働者党(PKK)または、PKKおよびシリアのPKK系組織PYDが関与した証拠があると述べた。
また大臣は「イスティクラル通りで私たちをこの苦痛に追いやった人物らは、さらに多くの苦痛を味わうことになるだろう」と述べた。
ソイル内務大臣は、ホワイトハウスからの哀悼のメッセージについて「犯罪現場に最初に現れた殺人者」のようだと述べアメリカを批判した。
トルコはアメリカがシリアのクルド人組織を支援していると非難している。
また、81人が病院で治療を受けていたが、うち50人が退院したと伝えた。
負傷者のうち5人は救急医療を受けており、うち2人は命が危ない状態にあるという。
PKKは1984年以降、トルコで反政府活動を行い、これまで何万人もの死者を出している。
トルコ政府およびアメリカ政府は、PKKをテロ組織と認定しているが、ダーイシュと戦ってきたシリアのクルド人組織の問題については、意見が分かれている。
AP