テヘラン: イランは12日、約3カ月続いている抗議デモの参加者の死刑を執行した。デモに関連した死刑執行は2人目となる。イラン司法府のニュースサイト「ミザン・オンライン」が報じた。
「警備員2人をナイフで殺害し、他の4人にけがをさせた罪で11月29日に死刑判決を受けたマジドレザ・ラフナバルド被告」はマシャドで公開処刑された、と報じられた。
ミザンによると、ラフナバルド被告は11月17日、国外逃亡しようとしていたところを逮捕されたという。
イランは、マフサ・アミニさんの死が引き金になった数週間続く抗議デモに揺れている。アミニさんは22歳のイラン系クルド人で、ヒジャブ(イランの女性がかぶるスカーフ)着用に関する厳しい規則に違反した疑いでテヘランで風紀警察に逮捕された後、死亡した。
抗議デモ関連の最初の死刑執行は8日に行われた。
モフセン・シェカリ被告(23)は、デモ開始時に道路を封鎖し、警備員にけがをさせた罪で死刑を宣告された。
シェカリ被告の死刑が執行されたという発表は、国際的な非難を引き起こした。
AFP