
アンマン:ドライバーや目撃者たちによれば、ヨルダンのいくつかの地方都市の複数の店舗が14日、燃料価格の高騰に抗議して数日間散発的にストライキを行った数千人のトラックドライバーたちと連帯し、営業を停止した。
トラックドライバーたちは先週、主にヨルダンの貧しい南部の州で、部分的な業務停止と座り込みデモを開始した。彼らはコスト増加が事業の損失につながったと訴え、政府にディーゼル価格の引き下げを要求した。
この危機により、紅海に面する同国の主要な港アカバで渋滞が発生し貨物が積み上がり、輸入品を首都アンマンや他の都市へ運ぶ通常のトレーラー輸送にも混乱が生じた。
目撃者やドライバーたちによれば、地方都市マアーン、タフィーレ、カラクにある一部の店舗がストライキ中のトラックドライバーと連帯し、14日に営業停止を発表した。
「私たちは尊厳を保つ余地を与えられていない。役人たちは私たちのことなど何とも思っていない。もう子供たちを養っていくことはできない」。マアーン市のトラックドライバー、アブドラ・クライシャンはこう言った。
ストライキを行っている一部の活動家は、16日に地方都市の街頭で抗議活動を行うと脅している。
生活水準の低下、汚職、燃料価格高騰に対する当局への怒りは、過去にヨルダンで市民暴動を引き起こしている。
政府はストライキ参加者たちの要求について検討すると約束はしたが、今年の燃料価格上昇を抑えるために既に5億ディナール(7億ドル)以上を支出したと述べている。
国際通貨基金IMFの構造改革プログラムの下、燃料価格は世界市場の変動に合わせて毎月調整される。
ヨルダンには約20,000台のトレーラーがあり、その多くは個人が所有している。彼らは、生活環境が悪化しており、高インフレにより収入を得るのが難しくなっていると言っている。
主な近隣市場への商品や貨物の輸送は、深刻な影響を受けていない。
ロイター