
エルサレム:イスラエルの警察および内部安全機関は火曜日(12月27日)、一カ月前にエルサレム郊外で死者を出した2つの爆破事件を実行した疑いを持たれているパレスチナ人の男を逮捕したと発表した。
容疑者は、11月23日に起き2人の死者を出した一連の爆破事件の6日後に逮捕されたと、警察およびイスラエル公安庁は述べた。当局の発表によれば、容疑者はイスラム・ファルー(26歳)と特定され、ダーイシュと似たイデオロギーに動機づけられた単独犯であるという。
ファルー氏の弁護人はすぐに取材に応じることはできなかった。
一つ目の爆発装置はラッシュアワー時、エルサレムの主要な出口に位置する乗降客の多いバス停の付近で爆発し、その30分後に二つ目の爆発装置が郊外の入植地付近のバス停を爆破した。
爆破事件が起こる数か月前から、占領下のヨルダン川西岸地区では衝突が激化していた。背景には、死者も出たパレスチナによる都市部での攻撃への報復として、イスラエルが弾圧に乗り出したことがある。
ロイター