チュニス:チュニジアの検察当局は13人の裁判官をテロ容疑で裁判にかけるため、最高司法機関に免責特権を剥奪するよう要請したと、裁判官らの弁護士が28日に述べ、この事件は「純粋に政治的な」ものであると説明した。
この動きは、2013年にカイス・サイード大統領が57人の裁判官を、汚職や、2人の左翼政治家に関する調査の妨害などの罪で解任してから約7か月後に起きたものだ。
被告側弁護士のアヤチ・ハマミ氏によると、この13人は8月に復職した49人の裁判官のうちの13人だという。
しかし、法務省はハマミ氏の依頼人である裁判官13人を「治安報告書に記載されたテロ犯罪」で捜査していると、ハマミ氏は付け加えた。
「この訴訟は純粋に政治的なものです」とハマミ氏は語る。
また、ハマミ氏によると、被告となった裁判官らは1月24日に最高司法評議会に出頭する予定だという。
サイード大統領は2021年7月に劇的な権力掌握を行い、政府を解任し、議会を一時停止し、アラブの春の蜂起から出現した唯一の民主主義の基盤を揺るがした。
AFP