
アラブニュース
ドバイ:パキスタンのシャバズ・シャリフ首相がUAEを公式訪問する2日間のあいだに、UAEのシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領と会談したと国営エミレーツ通信社(WAM)が12日に報じた。
アブダビのアル・シャティ宮殿で開かれたこの会談で、両首脳が「UAEとパキスタンの歴史的な関係と、両国が連携して協力関係を強化し、さまざまな分野において両国の相互利益に役立つように視野を広げていける方法」について話し合う姿が見られたとWAMは述べている。
二人はともに関心を寄せる地元地域や世界の問題について意見を交換した。
シャリフ首相は、昨年洪水に見舞われた自国を助けるために送られた救援物資についてシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド大統領に感謝を述べ、自国に対するUAEの支援を称賛した。
また両首脳は、外交官の訓練、反人身売買の取り組み、そしてメディアの分野において両国のあいだで交わされた3件の協定の締結にも立ち会った。
シャリフ首相がUAEを訪問するのは昨年4月に首相になってから3回目となる。
11日にシャリフ首相は、夏に起きた壊滅的な洪水によって1,739人が亡くなり、200万軒以上の家屋が破壊され、300億ドル以上の損害が出たあと、これまでに数カ国がパキスタン復興のために97億ドルを寄付してくれたと話していた。