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レバノン人、ベイルート爆発犠牲者の弟の逮捕に抗議

2021年7月13日撮影のファイル写真は、2020年8月にベイルートで起きた港湾の大爆発で兄を亡くしたレバノンの活動家ウィリアム・ヌーン氏(中央)が、爆破事件の犠牲者に対する正義を実現しようとしない当局に対し、レバノン首都の内相邸の前でデモを行っている最中のもの。(AFP)
2021年7月13日撮影のファイル写真は、2020年8月にベイルートで起きた港湾の大爆発で兄を亡くしたレバノンの活動家ウィリアム・ヌーン氏(中央)が、爆破事件の犠牲者に対する正義を実現しようとしない当局に対し、レバノン首都の内相邸の前でデモを行っている最中のもの。(AFP)
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15 Jan 2023 12:01:04 GMT9
15 Jan 2023 12:01:04 GMT9

ベイルート:目撃者によると、14日、レバノンの首都の警察署の前に活動家が集まり、2020年の大爆発の犠牲者の弟の逮捕に抗議した。

司法関係者がAFPに語ったところによると、2020年8月のベイルート港爆発で消防士だった兄が亡くなったウィリアム・ヌーン氏は、テレビ番組での発言で13日に逮捕されたという。

この青年は、1年以上保留にされているこの悲劇的な事件に関する調査の継続を求める、爆発事故の犠牲者の遺族の間で指導者的な人物である。

ヌーン氏の逮捕は13日の夜に抗議行動を引き起こし、彼の親族や他の犠牲者の家族、活動家たちが首都の道路を遮断した。

率直な発言で知られるこの青年は、12日のテレビでの発言で、爆発事件を調査する裁判官を交代させようとする動きに抗議して「司法宮殿を爆破する」と脅していた。

タレク・ビタール判事は、シーア派組織ヒズボラやその同盟者が主導する、爆発事件の調査の阻止を狙った活動の一環として繰り広げられる、彼に対する果てしない苦情の数々に直面して頭を悩ませてきた。

13日には、犠牲者の親族がベイルートの司法宮殿に投石し、窓の一部を割って、ヌーン氏の逮捕に抗議した。

目撃者によると、14日には、ヌーン氏が拘束されている警察署の前で再びデモが始まった。

ヌーン氏の弁護士ラルフ・タヌース氏はレバノン放送に、「おどそうとしているが、うまくいかないだろう」と語った。「これは政治的な動きであり、司法上のものではない」

一方、国会議員で弁護士のメレム・カラフ氏はAFPに対し、港湾爆発について「司法調査官が出したすべての令状を同じ熱意で履行してほしい」と述べた。

この2020年の災害は、歴史上最大の非核爆発の一つで、無造作に保管されていた硝酸アンモニウムの備蓄が発火し、200人以上が死亡、首都の広大な地域が壊滅的な打撃を受けた。

ビタール氏は、この悲劇について元首相と4人の元大臣に尋問しようとしたが、何度も妨害され、調査は中断された。

AFP

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