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モデルナ、3回目で使用可能に=コロナワクチン、半量接種―厚労省部会

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16 Dec 2021 02:12:02 GMT9
16 Dec 2021 02:12:02 GMT9

厚生労働省は15日、薬事・食品衛生審議会の専門部会を開き、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種で米モデルナ製を使用することを了承した。対象年齢は18歳以上で、2回目までの半分の量を接種する。同省は16日にも、緊急時に審査を簡略化できる「特例承認」に基づき正式に薬事承認する。

3回目では、2回目までと異なるワクチンを打つ「異種混合(交差)接種」も認められている。政府は既に承認された米ファイザー製に続きモデルナ製も活用することで、原則8カ月の接種間隔をできる限り前倒しする方針だ。16日の別の専門部会では、公費接種の対象にする手続きも進める。 

厚労省によると、接種時期は2回目から少なくとも6カ月経過後とした。海外の臨床試験(治験)では、ウイルス感染を防ぐ「中和抗体」の量が、3回目は2回目と比べ約1.7倍に増加した。

3回目は半分の量となるため、従来の1瓶当たり10回から、15~20回の接種が可能となる。政府はモデルナ社から来年分として5000万回分の供給を受ける契約を結んでいるが、少なくとも7500万回分に増加する。後藤茂之厚労相は、国の在庫を含め約9700万回分が3回目として使用できる見通しを明らかにしている。

3回目は12月から医療従事者を中心に始まり、これまでに約9万3000人が接種を終えた。モデルナ製は来年以降の高齢者向けや3月からの職域接種などで使用される予定。

時事通信

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