
ショウナズ・メッキー
ダボス:UAEの教育大臣は17日、変化する労働市場のニーズに学生が対応できるようにするため、UAE最大の大学の一つで指導方法の変革が行われていると述べた。
アフマド・ビン・アブドラ・ベルホール大臣は、スイスのダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)の「明日の経済に向けて 10 億人の準備を整える」と題されたパネルセッションで講演した。
ベルホール大臣は、アブダビにある国公立大学のザーイド大学は、国の将来における労働力要件への適応を先導するUAEの機関の一つであると参加者たちに語った。
また、その準備の一環として、重点をソフトスキルやより学際的な研究分野に移していると言及した。
ベルホール大臣は次のように語っている。「教育の成果と現在の労働市場が求めるものとの間には、常にギャップが存在します」
「しかし、仕事の進化が変化する中で、私たちは適応力などのソフトスキルに重点を置いており、学際的な専攻を持ち、適応力も備えた大学院生に目を向けています」
ベルホール大臣は、ザーイド大学が2026年までに伝統的な大学の学位を段階的に廃止し、コロナウイルス流行後のハイブリッドな職場のニーズを満たすために、社会的起業家精神やビジネスイノベーションなどの学際的な学位を創設することをどのように計画しているかに言及した。
「私たちは、学際的でありながら、将来的に役立つと思われるソフトスキルにも重点を置いた大学院生に、さまざまな研究分野をできるだけ織り込むようにしています」と同大臣は付け加えた。
パネルの司会を務めた『エコノミスト』誌編集長のザニー・ミントン・ベドーズ氏は、コミュニケーション、時間管理、適応力、好奇心、成長思考などのソフトスキルは、5年前の科学、技術、工学、数学のスキルと同じくらい、今では雇用市場にとって重要だと述べている。
ベルフール大臣は次のように述べている。「技術的に再教育することはできても、教育制度の中でソフトスキルを身につけなければ、後から訓練するのは困難です」
WEFの研究によると、テクノロジーの変化に伴い、企業はグリーンソリューションを選択する傾向にあり、世界の労働市場がパンデミックの影響に適応するにつれ、今後10年間で最大10億人の雇用が根本的に変化する見込みだという。
WEFのプログラムは、2030年までに、継続的な変化によって余剰人員となるリスクのある10億人が、より良いスキル、仕事、教育を得られるようにするための重要な介入策を導入することを目指している。
また、2020年に創設されて以来、WEFの「リスキリング革命」イニシアチブは、2030年までに10億人がより良い教育、スキル、経済的機会を得られることを目指し、350以上の組織と協力している。