アラブニュース・ジャパン
日本は、草の根・人間の安全保障無償資金協力プログラム(GGP)を通じて、レバノンの病院であるガイタウイ大学医療センターに、専門的な医療機器を提供する。
金曜日、馬越正之大使は、レバノンの病院、ガイタウイ大学医療センターのシスター・ハディア・アビ・チェブリ院長と助成金の契約書に署名した。
アシュラフィエに位置し、2020年のベイルート港爆発事故により大きな被害を受けた同病院は、レバノンの医療分野において極めて重要な役割を担っている。
同病院を利用する患者数は非常に多く、効率的で持続可能な医療サービスの需要が高まっていることを考慮し、日本は、様々な疾患に対してより正確な検査を行うことができる高度な超音波診断装置の提供を通じて、同病院を支援することを決定した。
この支援により、年間2,000人以上の患者が必要な医療サービスを安価に受けられるようになる。
調印式で馬越大使は、日本はレバノンを支援するための努力を惜しまない、と述べ、このプロジェクトの重要性を強調した。
シスター・アビ・チェブリは、同病院がレバノンの最新の経済・治安情勢からどのような影響を受けているかを説明し、同病院が歴史的・人道的役割を維持できるようにした日本に対して感謝の意を述べた。