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トルコとシリアの地震に対し、世界各国から救援が殺到

2023年2月6日、トルコのディヤルバクルで発生した地震で被害を建物の近くで、食料を受け取るために待っている人々。(ロイター)
2023年2月6日、トルコのディヤルバクルで発生した地震で被害を建物の近くで、食料を受け取るために待っている人々。(ロイター)
2023年2月6日未明、イドリブ東部のシャラク村で発生した地震による負傷者を、瓦礫から助け出し救急車に搬送する、ホワイト・ヘルメットと呼ばれるシリア民間防衛隊の隊員たち。(AFP)
2023年2月6日未明、イドリブ東部のシャラク村で発生した地震による負傷者を、瓦礫から助け出し救急車に搬送する、ホワイト・ヘルメットと呼ばれるシリア民間防衛隊の隊員たち。(AFP)
2023年2月6日、トルコのディヤルバクルで発生した地震で、瓦礫に埋もれた生存者を探す人々。(ロイター)
2023年2月6日、トルコのディヤルバクルで発生した地震で、瓦礫に埋もれた生存者を探す人々。(ロイター)
2023年2月6日未明、シリア北西部イドリブ県の地方にあるサルマダの町で発生した地震による犠牲者や生存者を、ブルドーザーに助けられながら、倒壊した建物の瓦礫の中から探す住民たちの姿をとらえた航空写真。(AFP)
2023年2月6日未明、シリア北西部イドリブ県の地方にあるサルマダの町で発生した地震による犠牲者や生存者を、ブルドーザーに助けられながら、倒壊した建物の瓦礫の中から探す住民たちの姿をとらえた航空写真。(AFP)
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07 Feb 2023 01:02:00 GMT9
07 Feb 2023 01:02:00 GMT9
  • 英国の首相は76人の捜索救助の専門家をトルコに派遣していると発言
  • 欧州連合(EU)はトルコからEUへの支援要請を受け、トルコに捜索・救助チームを動員

パリ:約1,800人が死亡し、甚大な被害をもたらした大地震を受けて、6日に世界中から救助支援活動の申し出がトルコとシリアに殺到した。

欧州連合(EU)はトルコからEUへの支援要請を受け、トルコに捜索・救助チームを動員した。

さまざまな加盟国から派遣された10の都市捜索救助チームが現場での初動対応を支援すると、EU共通外交・安全保障上級代表であるジョセップ・ボレル氏とEU危機管理担当委員であるヤネス・レナルチッチ氏は述べている。

さらに、EUのコペルニクス衛星システムを起動させ、緊急時の地図作成サービスを提供しているという。
EUはまた、シリアで被災した人々を支援する用意もあるという。

国連難民高等弁務官であるフィリッポ・グランディ氏は、両国で被災した人々との「連帯」を表明し、国連機関は「可能な限り現地チームを通じて被災者の緊急救助活動を行う用意がある」と述べている。
インドは直ちに救助隊と医療チームと救援物資をトルコに送ると発表した。

インド外務省は、犬部隊と装備を備えた100人からなる国家災害対応部隊の2つのチームを被災地に派遣する準備が整ったと述べた。訓練を受けた医師や救急隊員のチームと医薬品も準備されている。

インドとの関係が冷え込んでいるトルコとシリアで死者が出たことに対して、ナレンドラ・モディ首相は「苦悩」し、「深く心を痛めている」 と述べた。

約300万人のトルコ系住民が住むドイツでは、ナンシー・フェーザー内相がベルリンのトルコ大使との会談後に、「発動できるあらゆる支援を動員」すると述べた。

ドイツ連邦災害技術支援庁(THW)は「救護施設や水処理装置がある避難所を設置できる」と、フェーザー氏は述べている。

THWでは発電機、テント、毛布も準備している。

外務省報道官によると、ドイツ政府は6日以降に関係省庁と危機管理会議を開き、支援策をまとめる予定だという。

さらにドイツ政府は、シリア北西部で人道支援を行っているマルティザー・インターナショナルなどの慈善団体への支援を援助を100万ユーロ(110万ドル)増やす予定であると、フェーザー氏は述べている。

ウラジーミル・プーチン大統領は、シリアのアサド大統領とトルコのエルドアン大統領にメッセージを送り、ロシアの哀悼の意を伝えるとともに、支援を申し出た。

プーチン大統領はアサド大統領に対し、「すべての負傷者の1日も早い回復を願うとともに、この自然災害の影響を克服するために必要な支援を提供する用意がある」と述べた。

ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、紛争状態にある同国は「災害の影響を克服するために必要な支援を提供する用意がある」と述べた。

ドミトロ・クレーバ外相もこのメッセージを繰り返し、ウクライナは地震による「人命の損失と被害を深く悲しんでいる」と述べた。

トルコの歴史的ライバルであるギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相は、国境や文化を巡ってトルコ政府と不穏な関係にあるものの、隣国トルコを支援するために「あらゆる力を動員する」と約束した。

ミツォタキス首相は、トルコ政府はすでにギリシャの緊急救助隊の派遣を承認しており、ギリシャ政府はトルコのさらなる要請に応じて「追加装備、医薬品、毛布、テント」を送る用意があると述べた。

NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、同盟国トルコとの「完全な連帯」を表明し、トルコの最高指導部と連絡を取っており「NATOの同盟国は現在、支援を動員している」と述べた。

スウェーデンのウルフ・クリスターソン首相は、NATOへの加盟にトルコの抵抗を受けていながらも、「トルコとシリアで大地震が発生し、人命が失われたことに悲しみを覚えている。犠牲者とその愛する人々に思いを寄せている」とツイートした。

クリスターソン首相はエルドアン大統領に「深い哀悼の意」を伝えた。「我々は支援を提供する用意がある」

エマニュエル・マクロン大統領は、フランスはトルコとシリアに緊急支援を行う用意があると述べた。「ご遺族に思いを寄せている」とマクロン大統領はツイートした。

英国のリシ・スナク首相は、「英国はできる限りの方法で支援する用意がある」とツイートし、トルコとシリアの人々に思いを寄せていると述べた。

さらに、英国は76人の捜索救助の専門家をトルコに派遣していると述べた。

イランのイブラヒム・ライシ大統領は、「心痛む事件」に哀悼の意を表しながら、「この2つの友好国に対して直ちに救援物資を」提供する用意があると述べた。

AFP

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