
アラブニュース
第10回世界政府サミット(WGS)が13日、「未来の政府の形成」というスローガンの下、ドバイで開幕した。
2月15日まで開催されるWGSは、2014年にUAEで初めて開始され、複雑な地球規模および地域的な問題に対する革新的な解決策のプラットフォームとして機能してきた。
今回のサミットは、UAEの副大統領兼首相でありドバイの統治者であるシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム氏の指揮のもと開催されている。
今年のWGSのテーマは、加速する開発とガバナンス、社会と医療の未来、フロンティアの開拓、経済の回復力と接続性の統治、グローバル都市の設計と持続可能性、学習と仕事の優先順位付けの6つである。
شاهدوا البث المباشر لليوم الأول من القمة العالمية للحكومات 2023#القمة_العالمية_للحكومات
— World Governments Summit (@WorldGovSummit) February 13, 2023
A decade of shaping the future.
The World Government Summit Day 1 is Now Live#WGS #WorldGovSummit https://t.co/5LCDCUTI7h
今年の基調講演の1つは、「ラス・アル・ハイマ:過去と現在と未来」である。UAEのシェイク・サウード・ビン・サクル・アル・カシミ皇太子が、ラス・アル・ハイマの産業発展の経験と将来の野望について語る。
大統領20人、閣僚250人、政府関係者1万人以上が参加する220のセッションが予定されている。
エジプトのアブデルファッターハ・エルシーシ大統領や、今週の大地震の余波に対応中のトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領も参加である。
今年の参加者リストには、アラブ連盟のアフマド・アブル・ゲイト事務総長、イスラム開発銀行議長のモハメド・スライマン・アル・ジャスール会長、GCCのジャーシム・アル・ブダイウィ事務局長、グッゲンハイム・パートナーズのアラン・シュワルツCEO、シーメンス・エナジーのクリスティアン・ブルフ社長兼CEOなどが名を連ねている。
世界経済フォーラムの創設者兼会長であるクラウス・シュワブ氏、IMFのクリスタリナ・ゲオルギエワ専務理事、世界貿易機関のンゴジ・オコンジョ・イウェアレ事務局長、世界保健機関のテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長によるセッションが行われる。
ノーベル賞を獲得した経済学者であるエスター・デュフロ氏、化学者のロジャー・コーンバーグ博士、投資家でありTwitter社のCEOであるイーロン・マスク氏、音楽家のウィル・アイ・アム氏も、WGSに参加するとみられている。
今回のサミットでは、80の二国間協定の話し合いが予定されている。
今年のアジェンダの一環として、社会的貢献をした政府閣僚、民間企業の代表者、イノベーターを称える、グローバルアワードが授与される予定である。
アワードには、エッジ・オブ・ガバメント賞、最優秀大臣賞、世界データ可視化賞、M-Gov賞などがある。