



アラブニュース
ドバイ:アラブ首長国連邦(UAE)保健予防省が木曜日に発表したところによると、UAEに住む同じ中国人家族のメンバ−4人がコロナウィルスに感染した。
ソーシャルメディア上で拡散されたこの声明には、さらにこう書かれている:「家族全員、現在安定した状態にあり、感染患者を扱う際に最も必要とされる世界基準の対応策に基づいて隔離されている」
同省は公衆衛生状態に関して、「懸念の対象とはならない」と国民に強調した。
[caption id="attachment_8592" align="alignnone" width="325"]「コロナウィルスの初めての症例が武漢からの中国人市民の間で診断された」と同省は説明し、現在のところ感染患者の容体は「安定しており、医療観察下に置かれている」と言う。
「保健予防省は24時間体制で業務に当たっており、何らかの感染ケースが出た場合は直ちに報告する」
https://twitter.com/mohapuae/status/1222476780768047104?s=20
さらに同省によれば、UAE 政府は保健当局と連携してすでに必要な対応措置を取っており、世界保健機構が認可する科学的推奨策・条件・基準に基づいて対処していると発表している。
同省は、UAEの伝染病学調査センターが、コロナウィルスのいかなる症例についても報告できるよう任務に当たっていると強調した。また、同国の保健制度は非常に効率的に機能しており、同省はこの状況を入念にモニターしながら国民全員の健康と安全を保証しようとしていると述 べた。
29日(水)までに感染患者数は中国国内だけで5,974 人に達しており、2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)大流行時における感染数5,327人を上回っている。
https://twitter.com/mohapuae/status/1222429368984784896?s=20
しかし、一部の専門家は、武漢の実際の感染者数はまだまだ多いはずで、SARSよりもずっと感染が広まる危険があると考えている。
今回の中国人家族がいつUAE に入国し、どの航空会社を使い、どこの空港を経由したかはわかっていない。
国営KUNA通信社によると、現在クウェートでは国民に上海への渡航を控えるように呼びかけている。
エミレーツ航空は、北京、上海、広州からの航空便をはじめ、中国各都市からの入国者は全員ドバイの保健当局による検疫を受けていると声明を出した。
「弊社はUAEおよび中国の関連規制当局すべてと綿密に連絡を取り合っており、彼らの指示・指導に準拠しています。さらに世界保健機構の指導を入念にモニターしながら実践していますが、現在世界保健機構は旅行に対する規制を特に勧告していません」
「弊社の乗務員は訓練が行き届いており、機内のいかなる疑わしいケースについても基本的な業務手順に従って管理対処します。乗客の検疫に関する詳細は、保健省へお問い合わせください」