
アンタキヤ/イスタンブール:トルコでは,今月発生した地震での建物崩落に対し責任があると疑われる人々184人が逮捕されている。腐敗した建築慣行により引き起こされた惨事を多くの人々が目の当たりにし、怒りが沸点に達する中、25日、法務大臣は捜査範囲を拡大中であると述べた。
2月6日深夜におこった大地震では、一夜にして多くの人が亡くなり、トルコでの死者数は44,128人にのぼった。これでトルコと隣国シリアでの死者数合計は5万人を超すこととなった。
トルコ近代史上最悪のこの震災で、52万戸のアパートを含む16万棟以上の建物が倒壊または深刻な被害を受けた。
ベキル・ボズダー法務大臣は、地震により被災した10県のうちの1つであるトルコ南東部の都市ディヤルバクルで開かれた記者会見で、建物倒壊に関する捜査が 600 人以上を対象に行われたと述べた。
正式に逮捕・再拘留された人々は、建設請負業者79人、建物の法的責任を負う個人74人、不動産所有者13人、建物に変更を加えた18人である、と大臣は述べた。
多くのトルコ人は、腐敗した建築慣行や欠陥のある都市開発の実態が明るみに出る中、怒りを表明している。
タイイップ・エルドアン大統領は6月に選挙を控え、20年にわたる統治の中で最大の政治的課題に直面しており、説明責任を果たすことを約束している。
国営放送TRTハーバーや他のメディアが報じたところによると、倒壊した建物の捜査の一環として逮捕された人物の中には、ガズィアンテプ県のヌルダギ地区市長が含まれているが、この市長はエルドアン政権与党 AK 党に属する人物である。
震災から約3週間が経過したが、トルコでの最終的な死者数は未だ定まっておらず、当局は瓦礫の下にあとどれくらいの遺体が埋まっているか見通しを明らかにしていない。
ロイター