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イラン女子学生を狙ったとされる疑惑の毒物事件をめぐり教師が抗議活動

2023年3月4日、ESNプラットフォームで公開されたUGCビデオからの静止画像では、学生を標的とした毒物事件を受けて、テヘランの教育省のビルの外で家族が集まり、スローガンを唱えている姿が確認できる。(ラジオ・ファーダ/AFP通信)
2023年3月4日、ESNプラットフォームで公開されたUGCビデオからの静止画像では、学生を標的とした毒物事件を受けて、テヘランの教育省のビルの外で家族が集まり、スローガンを唱えている姿が確認できる。(ラジオ・ファーダ/AFP通信)
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08 Mar 2023 02:03:44 GMT9
08 Mar 2023 02:03:44 GMT9

ドバイ:イランの教師たちは火曜日、数百人の女子学生を狙ったとされる疑惑の毒物事件をめぐり、いくつかの都市で抗議活動を行った。活動家によると、治安部隊は水鉄砲や催涙ガスを使ってデモの一部を解散させたという。

一方、検察当局はジャーナリストや活動家などに対し、未解決の毒物事件に関する発言を理由に刑事告発を開始した。問題の件は11月に始まり、ここ数日で数十の学校で疑わしい事例が報告されるなどエスカレートしている。

今回の毒物事件の疑惑が浮上したのは、イランで2022年9月に道徳警察による逮捕後に死亡したマフサ・アミニ氏の死をめぐる抗議が、何カ月も続いていた最中のことだった。一連の抗議は、1979年のイスラム革命以来、イランの神権政治に対する最も深刻な挑戦のひとつとなっている。今回新たに発生した事件は、子どもの安全を親たちが心配する中、公衆の怒りを再び呼び起こす恐れがある。今回のテロ事件の背後に誰がいるのか、(使われたとすれば)どのような化学物質が使われたのかは、依然として不明である。

テヘランを拠点とする改革派新聞『エテマド』が集計した数字によると、これまでに少なくとも127校が中毒の疑いがあると報告しており、最近の1日だけでも数十件が報告されている。事件発生の報告があったほぼすべての学校は女子校である。

活動家やイランのメディア報道では、これまでに1000人以上の生徒が体調不良を訴え、そのうち少なくとも400人が入院したとされている。イラン当局は、一連の事件が始まって以来、正確な数字を発表していない。

しかし、事件を調査する委員会のメンバーで、治安部隊と密接な関係を持つイランの著名な議員、モハメド・ハッサン・アセファリ氏は、半国営のISNA通信の取材に、イラン31州のうち25州にわたる230校で、これまで5000人もの生徒が体調不良を訴えたと語った。これまでのところ、これほど高い数字を示した政府関係者やメディア報道は他に確認されていない。

火曜日には、アーバズ、イスファハン、カラジ、マシュハド、ラシュト、サナンダジ、サッケズ、シラーズなど、イランの多くの都市で教師たちがデモを行っているとされるビデオや写真がネット上に公開された。

また、街頭で暴動を鎮圧する警察を映している動画もあり、一部の警察官がイスファハンでデモをする人たちを取り囲む姿も確認された。イラン教員連合協議会に所属すると自称する活動家によると、マシュハド、ラシュト、サケズでは、警察が唐辛子スプレーや水鉄砲、武力を用いて抗議者を退散させたという。

イランの国営メディアは、火曜日のデモや、治安部隊がデモ隊を退散させたことについては一切触れていない。教師たちは、数カ月の間、イランの通貨リヤルが暴落する中、従来からの賃上げ要求を訴えて抗議していたため、治安部隊の標的とされ、逮捕の可能性に直面している。

AP

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