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フーシ派、拉致されたジャーナリスト4人のイエメン政府への引き渡し拒否

フーシ派に拘束されているイエメン人ジャーナリスト4人。(Twitter写真)
フーシ派に拘束されているイエメン人ジャーナリスト4人。(Twitter写真)
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14 Mar 2023 01:03:18 GMT9
14 Mar 2023 01:03:18 GMT9
  • 2015年にサヌアのホテルからフーシ派に誘拐されたジャーナリストは死刑判決を受けている
  • アブドル・アル・マンスーリさん:ジャーナリストのファイルは、このような脅迫や駆け引きのために開かれてはならず、彼らはすぐに解放されるべき

サイード・アル・バタティ

アル・ムッカラー:スイスでの囚人交換協議において、イランの支援を受けたフーシ派代表は、死刑宣告を受けている拘束中のジャーナリスト4人の解放を検討することを拒否し、イエメン政府と行うことが見込まれている交換取引に彼らの名前を含めることを拒否した。2人のイエメン当局者が13日、アラブニュースに伝えた。

当該ジャーナリストの親族は、イエメン政府の交渉担当者に対し、引き続き解放を求めるよう要請している。

イエメン政府とフーシ派は11日に囚人交換の協議を開始し、協議は11日間にわたって行われる予定だ。

この2日間で、両者は数百人の捕虜、強制失踪者、政治家、戦闘員、軍事指導者などの名前を交換した。協議の中でフーシ派は、4人のジャーナリストを今後の捕虜交換の対象として加えるというイエメン政府の提案を拒否した。

イエメンのムアンマル・アル・エルヤニ情報大臣は、肉体的・精神的拷問を受けているジャーナリストの解放を求める嘆願に対するフーシ派の抵抗を非難し、解放に向けてフーシ派にさらなる圧力をかけるよう呼びかけた。

イエメンの人権担当副大臣で政府代表団のメンバーであるマジェド・ファデイル氏は、囚人交換に関する話し合いに進展はないと述べた。

2015年にサナアのホテルからフーシ派に誘拐された9人のジャーナリストには、タウフィク・アル・マンスーリ氏、アクラム・アル・ワリディ氏、アブドゥル・ハレック・オマラン氏、ハリス・ハミド氏が含まれる。2020年10月、フーシ派は最後の大規模な捕虜交換として5人のジャーナリストを解放した。

残りの4人はフーシ派によって裁判にかけられ、スパイの罪で死刑を宣告され、拷問を受け、医療の提供を拒否され、親族と連絡を取ることができなくなった。

イエメン・ジャーナリスト・シンジケートの著名なメンバーであるナビル・アル・オサイディ氏は、アラブニュースに次のように語った。「フーシ派は、フーシ派幹部の釈放を勝ち取るための手段としてジャーナリストを利用するため、拘留者の交換の際にジャーナリストを対象とすることを拒否しているのです」

4人のジャーナリストの家族は、イエメン政府、会談を主催する国連イエメン特使ハンス・グルンドベルグ氏、権利団体に対し、彼らの解放が確認されるまでフーシ派に圧力をかけるよう要求した。

拉致されたジャーナリスト、タウフィク・アル・マンスーリ氏の兄弟であるアブドル・アル・マンスーリさんは、アラブニュースに対し「ジャーナリストのファイルはこのような脅迫や駆け引きのために開かれるべきではなく、彼らをすぐに解放すべきです」と語った。

アブドルさんは、話し合いの結果、タウフィク氏と他のジャーナリストが解放されるという期待を表明した。「私たちは、彼らが解放されるのを待ち望んでいます。兄のタウフィクと彼の仲間が到着するまでの一分一秒を数えながら待っています」

それとは別にフーシ派は、イエメニア航空がサヌアからカイロやムンバイへの増便を怠っていると非難し、支配下にある銀行のイエメニア航空の口座を凍結した。

イエメンのエルヤニ情報大臣は、イエメニア航空に対するフーシ派の行動は、従業員の給与、その他の業務活動、サヌア空港からのフライト停止につながると警告した。

「これらの行動は、エスカレーション戦略を維持し、危機と人道的状況を緩和するためのあらゆる動きを拒否するフーシ派テロリスト民兵の意図を反映している」とエルヤニ氏はツイッターで述べた。

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